【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期のJR山口線 (新山口駅~徳佐駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +38.3%( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(1年前(2022年)に比べて -18.2%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 27.0年から +5.7 %増)。平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 92.7 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 52.1 坪から -28.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅、上郷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大歳駅で昨年に比べ +8358.8 %、坪単価は 140 万円/坪となった。
上位 2 駅(大歳駅、湯田温泉駅)は +4273.6 %(坪単価 +91.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宮野駅、周防下郷駅)は -22.7 %(坪単価 -13.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.2 分 → 2023年 22.0 分、-24.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 % → 2023年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 52.8 % → 2023年 14.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.4 % → 2023年 46.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +111.9%( +78.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -30.4%( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR山口線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新山口駅 | 70.1万/坪 (27.3年/101坪) | 42.1万/坪 (23.5年/102坪) | 32.4万/坪 (45.5年/76.4坪) |
周防下郷駅 | 78.1万/坪 (59.5年/78.7坪) | 92.0万/坪 (0.5年/63.5坪) | - |
上郷駅 | 49.6万/坪 (19.0年/62.0坪) | 30.5万/坪 (27.0年/89.2坪) | 33.1万/坪 (30.5年/63.5坪) |
仁保津駅 | - | - | - |
大歳駅 | 140万/坪 (0.5年/66.6坪) | 1.7万/坪 (46.5年/53.7坪) | - |
矢原駅 | - | 65.3万/坪 (32.2年/72.6坪) | 46.0万/坪 (30.5年/79.8坪) |
湯田温泉駅 | 68.8万/坪 (33.4年/105坪) | 23.8万/坪 (35.8年/95.9坪) | 49.2万/坪 (22.3年/100坪) |
山口駅 | 47.8万/坪 (31.9年/72.3坪) | 49.4万/坪 (27.0年/98.1坪) | 45.8万/坪 (20.2年/64.0坪) |
上山口駅 | 149万/坪 (0.5年/60.5坪) | 70.5万/坪 (14.8年/86.6坪) | 181万/坪 (0年/83.2坪) |
宮野駅 | 28.7万/坪 (42.5年/63.5坪) | 41.3万/坪 (15.5年/81.7坪) | 62.2万/坪 (24.8年/122坪) |
仁保駅 | - | - | - |
篠目駅 | - | - | - |
長門峡駅 | - | - | - |
渡川駅 | 0.05万/坪 (0年/263坪) | - | - |
三谷駅 | - | - | 3.0万/坪 (44.5年/219坪) |
名草駅 | - | - | - |
地福駅 | - | - | - |
鍋倉駅 | - | - | - |
徳佐駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大歳駅 139.8 万/坪(昨年同期比 +8358.8 %)
大歳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +8358.8%( +138.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 46.5年から -98.9 %減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 53.7 坪から +23.9 %増)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 30.3 坪から -7.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 46.5 年 → 2023年 0.5 年、-98.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 30.0 分、+114.3 %と大きく増加)
湯田温泉駅 68.8 万/坪(昨年同期比 +188.3 %)
湯田温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +188.3%( +44.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.4年(昨年 35.8年から -6.8 %減)。平均土地面積は 104.6 坪 (昨年 95.9 坪から +9.1 %増)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 40.1 坪から -21.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 36.2 分 → 2023年 15.5 分、-57.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 85.7 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 42.9 %)
宮野駅 28.7 万/坪(昨年同期比 -30.4 %)
宮野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -30.4%( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.5年(昨年 15.5年から +174.1 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 81.7 坪から -22.2 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 36.3 坪から -4.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 15.5 年 → 2023年 42.5 年、+174.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 10.0 分 → 2023年 11.0 分、+10.0 %と増加)
周防下郷駅 78.1 万/坪(昨年同期比 -15.1 %)
周防下郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.1万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.1%( -13.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 59.5年(昨年 0.5年から +11711.4 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 63.5 坪から +23.8 %増)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 34.8 坪から -52.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 0.5 年 → 2023年 59.5 年、+11711.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示