【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR氷見線 (高岡駅~氷見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.9%( -7.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 44 件(1年前(2020年)に比べて +63.0%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 28.2年から +24.3 %増)。平均土地面積は 102.7 坪 (昨年 82.6 坪から +24.3 %増)。平均建物面積は 72.2 坪 (昨年 39.7 坪から +81.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。高岡駅、越中国分駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは伏木駅で昨年に比べ -83.2 %、坪単価は 7.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(島尾駅)は +131.5 %(坪単価 +5.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伏木駅)は -83.2 %(坪単価 -35.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 27.6 分 → 2021年 21.0 分、-24.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.2 % → 2021年 27.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.2 年 → 2021年 35.1 年、+24.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 52.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 8.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.8%( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて +58.8%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伏木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -83.2%( -35.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR氷見線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高岡駅 | 25.2万/坪 (34.9年/109坪) | 30.6万/坪 (27.2年/65.9坪) | 31.9万/坪 (33.3年/72.6坪) |
越中中川駅 | 60.8万/坪 (1.8年/54.5坪) | - | - |
能町駅 | 26.5万/坪 (36.3年/39.3坪) | - | 32.6万/坪 (39.0年/65.5坪) |
伏木駅 | 7.2万/坪 (45.6年/60.2坪) | 42.5万/坪 (21.3年/149坪) | 16.5万/坪 (26.3年/303坪) |
越中国分駅 | 7.7万/坪 (40.3年/75.6坪) | 9.4万/坪 (49.3年/99.8坪) | - |
雨晴駅 | - | - | - |
島尾駅 | 10.1万/坪 (43.3年/198坪) | 4.4万/坪 (30.3年/118坪) | - |
氷見駅 | 9.9万/坪 (43.3年/125坪) | 32.9万/坪 (30.0年/89.2坪) | 13.5万/坪 (24.9年/131坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
島尾駅 10.1 万/坪(昨年同期比 +131.5 %)
島尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +131.5%( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.3年(昨年 30.3年から +43.0 %増)。平均土地面積は 198.1 坪 (昨年 118.0 坪から +67.9 %増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 18.2 坪から +316.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 12.0 分、-60.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 30.3 年 → 2021年 43.3 年、+43.0 %と大きく増加)
伏木駅 7.2 万/坪(昨年同期比 -83.2 %)
伏木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -83.2%( -35.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.6年(昨年 21.3年から +114.5 %増)。平均土地面積は 60.2 坪 (昨年 148.7 坪から -59.5 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 33.3 坪から +18.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.0 分 → 2021年 14.6 分、-36.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 45.6 年、+114.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示