【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の富山ライトレール (富山駅~岩瀬浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.4万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +31.6%( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(1年前(2023年)に比べて -61.1%( -66件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 33.3年から -29.6 %減)。平均土地面積は 65.6 坪 (昨年 97.4 坪から -32.6 %減)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 72.1 坪から -28.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。富山駅、粟島駅、城川原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは越中中島駅で昨年に比べ +209.3 %、坪単価は 74.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(越中中島駅、下奥井駅)は +173.8 %(坪単価 +47.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(蓮町駅、犬島新町駅)は -41.8 %(坪単価 -20.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.3 年 → 2024年 23.4 年、-29.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.7 % → 2024年 33.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.8 % → 2024年 23.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.4 % → 2024年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下奥井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +138.4%( +44.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -91.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩瀬浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.2%( -1.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
富山ライトレール | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富山駅 | 59.4万/坪 (25.4年/75.7坪) | 42.1万/坪 (34.2年/72.6坪) | 48.9万/坪 (28.0年/86.8坪) |
インテック本社前駅 | - | - | - |
龍谷富山高校前駅 | 33.1万/坪 (51.0年/36.3坪) | - | - |
奥田中学校前駅 | 64.2万/坪 (13.1年/56.0坪) | 87.1万/坪 (17.2年/104坪) | 61.9万/坪 (17.9年/58.5坪) |
下奥井駅 | 76.0万/坪 (0.25年/49.9坪) | 31.9万/坪 (45.2年/191坪) | 60.8万/坪 (18.6年/78.7坪) |
粟島駅 | 45.3万/坪 (19.3年/56.0坪) | 37.7万/坪 (39.7年/56.5坪) | 43.1万/坪 (24.4年/65.0坪) |
越中中島駅 | 74.9万/坪 (2.1年/49.9坪) | 24.2万/坪 (41.3年/53.4坪) | 21.5万/坪 (35.8年/31.8坪) |
城川原駅 | 60.0万/坪 (12.6年/53.2坪) | 39.9万/坪 (20.5年/151坪) | 46.4万/坪 (24.6年/73.7坪) |
犬島新町駅 | 31.3万/坪 (38.3年/64.7坪) | 48.8万/坪 (30.1年/71.1坪) | 64.7万/坪 (5.3年/61.1坪) |
蓮町駅 | 25.3万/坪 (33.8年/83.2坪) | 48.3万/坪 (20.9年/62.9坪) | 17.7万/坪 (37.5年/99.6坪) |
萩浦小学校前駅 | 14.8万/坪 (38.0年/59.0坪) | 21.7万/坪 (34.0年/150坪) | 38.9万/坪 (23.6年/63.5坪) |
東岩瀬駅 | - | 14.9万/坪 (37.0年/107坪) | 14.9万/坪 (25.9年/63.5坪) |
競輪場前駅 | - | 9.0万/坪 (45.3年/46.9坪) | - |
岩瀬浜駅 | 7.3万/坪 (45.0年/63.5坪) | 8.4万/坪 (49.5年/178坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
越中中島駅 74.9 万/坪(昨年同期比 +209.3 %)
越中中島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +209.3%( +50.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 2.1年(昨年 41.3年から -94.8 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 53.4 坪から -6.6 %減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 34.3 坪から +0.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.3 年 → 2024年 2.1 年、-94.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.7 分 → 2024年 4.0 分、-53.8 %と大きく減少)
下奥井駅 76.0 万/坪(昨年同期比 +138.4 %)
下奥井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +138.4%( +44.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -91.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 45.2年から -99.4 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 190.6 坪から -73.8 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 105.9 坪から -71.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 45.2 年 → 2024年 0.3 年、-99.4 %と大きく減少)
蓮町駅 25.3 万/坪(昨年同期比 -47.7 %)
蓮町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -47.7%( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 20.9年から +61.8 %増)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 62.9 坪から +32.3 %増)。平均建物面積は 75.2 坪 (昨年 33.1 坪から +127.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.6 分 → 2024年 13.2 分、-14.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.9 年 → 2024年 33.8 年、+61.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 50.0 %)
犬島新町駅 31.3 万/坪(昨年同期比 -35.9 %)
犬島新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -35.9%( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -69.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 30.1年から +27.3 %増)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 71.1 坪から -9.0 %減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 42.4 坪から -18.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.1 分 → 2024年 9.5 分、-14.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.1 年 → 2024年 38.3 年、+27.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 % → 2024年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示