【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の富山ライトレール (富山駅～岩瀬浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -5.0％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(１年前(2022年)に比べて +160.0％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 17.3年から +45.9 ％増)。平均土地面積は 91.3 坪 (昨年 64.3 坪から +42.0 ％増)。平均建物面積は 72.4 坪 (昨年 40.8 坪から +77.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。城川原駅、犬島新町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは蓮町駅で昨年に比べ +705.6 ％、坪単価は 82.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(蓮町駅)は +705.6 ％(坪単価 +72.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(下奥井駅)は -34.6 ％(坪単価 -24.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.9 分 → 2023年 16.5 分、-27.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.3 年 → 2023年 25.3 年、+45.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 ％ → 2023年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 20.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった犬島新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +27.7％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -28.6％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +120.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 富山ライトレール | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富山駅 | 45.1万/坪 (22.9年/59.1坪) | 63.2万/坪 (19.3年/63.8坪) | 51.7万/坪 (30.7年/46.9坪) |
| インテック本社前駅 | - | - | - |
| 龍谷富山高校前駅 | - | - | - |
| 奥田中学校前駅 | - | - | 79.1万/坪 (1.0年/40.8坪) |
| 下奥井駅 | 46.9万/坪 (34.7年/141坪) | 71.6万/坪 (1.0年/49.9坪) | - |
| 粟島駅 | 66.1万/坪 (15.0年/62.0坪) | - | 17.5万/坪 (30.0年/139坪) |
| 越中中島駅 | - | - | - |
| 城川原駅 | 47.5万/坪 (24.0年/72.6坪) | 27.3万/坪 (17.0年/61.3坪) | 25.1万/坪 (27.0年/57.5坪) |
| 犬島新町駅 | 84.4万/坪 (20.0年/73.4坪) | 66.1万/坪 (0年/54.5坪) | 55.5万/坪 (14.0年/68.1坪) |
| 蓮町駅 | 82.6万/坪 (2.0年/63.5坪) | 10.3万/坪 (44.0年/96.8坪) | - |
| 萩浦小学校前駅 | 18.2万/坪 (33.0年/227坪) | - | 19.7万/坪 (31.0年/303坪) |
| 東岩瀬駅 | - | - | 45.6万/坪 (22.5年/43.9坪) |
| 競輪場前駅 | - | - | - |
| 岩瀬浜駅 | 10.6万/坪 (43.0年/132坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
蓮町駅 82.6 万/坪(昨年同期比 +705.6 ％)
蓮町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +705.6％( +72.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 2.0年(昨年 44.0年から -95.5 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 96.8 坪から -34.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.9 坪から -31.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 44.0 年 → 2023年 2.0 年、-95.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 10.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
下奥井駅 46.9 万/坪(昨年同期比 -34.6 ％)
下奥井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -34.6％( -24.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 1.0年から +3368.9 ％増)。平均土地面積は 140.7 坪 (昨年 49.9 坪から +181.8 ％増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 36.3 坪から +87.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.0 分 → 2023年 12.3 分、-11.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 1.0 年 → 2023年 34.7 年、+3368.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示