【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR陸羽東線 (小牛田駅～中山平温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.9万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +12.6％( +6.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 25.2年から -9.2 ％減)。平均土地面積は 98.2 坪 (昨年 117.4 坪から -16.4 ％減)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 42.1 坪から -7.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小牛田駅、古川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小牛田駅で昨年に比べ +69.0 ％、坪単価は 72.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(小牛田駅)は +69.0 ％(坪単価 +29.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西古川駅)は -82.9 ％(坪単価 -35.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.6 ％ → 2024年 21.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 29.3 分 → 2024年 37.1 分、+26.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.0 ％ → 2024年 31.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +36.8％( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -31.2％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR陸羽東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | 72.7万/坪 (0.25年/63.5坪) | 43.0万/坪 (26.6年/71.6坪) | 11.8万/坪 (27.3年/60.5坪) |
| 北浦駅 | - | 13.4万/坪 (32.3年/272坪) | 11.4万/坪 (41.9年/231坪) |
| 陸前谷地駅 | 31.7万/坪 (30.3年/60.5坪) | - | - |
| 古川駅 | 76.0万/坪 (14.7年/92.3坪) | 55.5万/坪 (21.5年/110坪) | 53.8万/坪 (31.4年/110坪) |
| 塚目駅 | 53.2万/坪 (17.8年/72.6坪) | 46.7万/坪 (23.9年/92.8坪) | 57.2万/坪 (20.3年/101坪) |
| 西古川駅 | 7.3万/坪 (38.9年/164坪) | 42.4万/坪 (30.5年/186坪) | 21.9万/坪 (36.3年/194坪) |
| 東大崎駅 | - | - | 15.2万/坪 (23.3年/230坪) |
| 西大崎駅 | - | - | - |
| 岩出山駅 | - | - | - |
| 有備館駅 | 10.3万/坪 (54.3年/52.9坪) | - | - |
| 上野目駅 | - | - | - |
| 池月駅 | - | - | - |
| 川渡温泉駅 | - | - | 5.7万/坪 (38.3年/42.4坪) |
| 鳴子御殿湯駅 | 0.5万/坪 (51.3年/133坪) | - | - |
| 鳴子温泉駅 | - | 8.5万/坪 (53.3年/15.1坪) | 8.2万/坪 (34.8年/393坪) |
| 中山平温泉駅 | - | - | 12.2万/坪 (43.3年/115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小牛田駅 72.7 万/坪(昨年同期比 +69.0 ％)
小牛田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +69.0％( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 26.6年から -99.1 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 71.6 坪から -11.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 39.8 坪から -24.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.6 年 → 2024年 0.3 年、-99.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.3 分 → 2024年 15.0 分、+21.6 ％と大きく増加)
西古川駅 7.3 万/坪(昨年同期比 -82.9 ％)
西古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.9年(昨年 30.5年から +27.6 ％増)。平均土地面積は 164.4 坪 (昨年 185.7 坪から -11.5 ％減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 61.6 坪から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.5 年 → 2024年 38.9 年、+27.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 52.5 分 → 2024年 100.0 分、+90.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示