【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の近鉄吉野線 (橿原神宮前駅～吉野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -44.8％( -26.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 19.9年から +97.9 ％増)。平均土地面積は 70.9 坪 (昨年 66.9 坪から +6.0 ％増)。平均建物面積は 41.4 坪 (昨年 40.1 坪から +3.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。下市口駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下市口駅で昨年に比べ +17.8 ％、坪単価は 7.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(下市口駅)は +17.8 ％(坪単価 +1.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(越部駅)は -28.9 ％(坪単価 -5.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.9 年 → 2024年 39.5 年、+97.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 53.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.2万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.8％( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下市口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.8％( +1.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄吉野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橿原神宮前駅 | 61.7万/坪 (38.2年/67.1坪) | 72.7万/坪 (20.3年/53.7坪) | 65.5万/坪 (25.7年/54.5坪) |
| 岡寺駅 | 65.2万/坪 (38.5年/55.5坪) | 84.5万/坪 (12.9年/69.0坪) | 47.3万/坪 (35.7年/59.0坪) |
| 飛鳥駅 | - | - | - |
| 壺阪山駅 | 11.0万/坪 (28.5年/200坪) | - | - |
| 市尾駅 | - | - | - |
| 葛駅 | - | - | - |
| 吉野口駅 | - | - | - |
| 薬水駅 | - | - | - |
| 福神駅 | - | - | - |
| 大阿太駅 | - | - | - |
| 下市口駅 | 7.8万/坪 (48.9年/71.6坪) | 6.6万/坪 (42.5年/62.0坪) | 32.1万/坪 (39.5年/93.4坪) |
| 越部駅 | 13.6万/坪 (33.5年/27.2坪) | 19.1万/坪 (25.5年/93.3坪) | 11.7万/坪 (35.5年/73.5坪) |
| 六田駅 | 15.0万/坪 (36.5年/92.3坪) | - | 16.6万/坪 (30.0年/80.2坪) |
| 大和上市駅 | - | - | 2.0万/坪 (49.5年/85.5坪) |
| 吉野神宮駅 | 9.7万/坪 (47.5年/40.8坪) | - | 11.0万/坪 (42.5年/221坪) |
| 吉野駅 | 8.8万/坪 (28.5年/49.9坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下市口駅 7.8 万/坪(昨年同期比 +17.8 ％)
下市口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.8％( +1.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 48.9年(昨年 42.5年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 62.0 坪から +15.4 ％増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 24.2 坪から +70.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 14.7 分、-41.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 42.5 年 → 2024年 48.9 年、+14.9 ％と増加)
越部駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -28.9 ％)
越部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -28.9％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 25.5年から +31.4 ％増)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 93.3 坪から -70.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 45.9 坪から -40.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.3 分 → 2024年 10.0 分、-48.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 25.5 年 → 2024年 33.5 年、+31.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示