【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の近鉄吉野線 (橿原神宮前駅~吉野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -55.8%( -28.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -47.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.7年(昨年 22.1年から +83.7 %増)。平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 70.7 坪から -4.4 %減)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 31.7 坪から +25.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。下市口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下市口駅で昨年に比べ +61.7 %、坪単価は 14.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(下市口駅)は +61.7 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(越部駅)は -78.0 %(坪単価 -42.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.3 分 → 2024年 17.0 分、-32.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.1 年 → 2024年 40.7 年、+83.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.4 % → 2024年 30.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -18.3%( -14.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった越部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -78.0%( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
近鉄吉野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
橿原神宮前駅 | 38.8万/坪 (36.3年/48.4坪) | 81.9万/坪 (10.3年/43.9坪) | 75.5万/坪 (27.0年/77.3坪) |
岡寺駅 | 66.1万/坪 (16.3年/36.3坪) | 80.9万/坪 (19.9年/56.7坪) | 64.4万/坪 (31.3年/43.6坪) |
飛鳥駅 | - | - | 17.2万/坪 (43.3年/59.0坪) |
壺阪山駅 | 9.6万/坪 (52.3年/43.9坪) | - | 26.5万/坪 (9.3年/54.5坪) |
市尾駅 | - | - | - |
葛駅 | - | - | 3.8万/坪 (46.3年/115坪) |
吉野口駅 | - | 3.6万/坪 (0年/84.7坪) | - |
薬水駅 | - | 12.4万/坪 (0年/239坪) | 3.4万/坪 (67.3年/514坪) |
福神駅 | - | 76.3万/坪 (3.3年/75.6坪) | - |
大阿太駅 | - | - | - |
下市口駅 | 14.0万/坪 (47.3年/74.9坪) | 8.6万/坪 (39.8年/68.1坪) | 19.8万/坪 (42.3年/40.8坪) |
越部駅 | 12.0万/坪 (42.3年/96.8坪) | 54.7万/坪 (16.8年/65.0坪) | - |
六田駅 | 10.9万/坪 (34.3年/72.6坪) | - | 33.1万/坪 (7.3年/75.6坪) |
大和上市駅 | - | 5.8万/坪 (49.8年/72.6坪) | 4.3万/坪 (59.3年/56.0坪) |
吉野神宮駅 | - | - | - |
吉野駅 | - | - | 1.5万/坪 (0年/84.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下市口駅 14.0 万/坪(昨年同期比 +61.7 %)
下市口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +61.7%( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 39.8年から +18.9 %増)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 68.1 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 35.5 坪から +16.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 37.5 分 → 2024年 17.5 分、-53.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 39.8 年 → 2024年 47.3 年、+18.9 %と増加)
越部駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -78.0 %)
越部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -78.0%( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.3年(昨年 16.8年から +152.2 %増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 65.0 坪から +48.8 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 34.8 坪から +15.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.8 年 → 2024年 42.3 年、+152.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.5 分 → 2024年 17.5 分、+12.9 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示