【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +47.0%( +36.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 19.4年から -32.2 %減)。平均土地面積は 33.1 坪 (昨年 23.7 坪から +40.1 %増)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 34.9 坪から +27.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。十三駅、神崎川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは神崎川駅で昨年に比べ +48.2 %、坪単価は 103 万円/坪となった。
上位 1 駅(神崎川駅)は +48.2 %(坪単価 +33.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(十三駅)は +44.5 %(坪単価 +38.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.4 年 → 2020年 13.2 年、-32.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.1 % → 2020年 16.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 46.2 % → 2020年 54.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 9.9 分 → 2020年 11.2 分、+12.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 18.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +44.5%( +38.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.2%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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大阪梅田駅 | - | - | - |
中津駅 | 109万/坪 (42.3年/15.9坪) | - | - |
十三駅 | 126万/坪 (19.8年/35.9坪) | 87.4万/坪 (13.1年/22.7坪) | 78.6万/坪 (22.4年/119坪) |
神崎川駅 | 103万/坪 (4.7年/39.6坪) | 69.3万/坪 (24.8年/24.6坪) | 52.9万/坪 (27.6年/41.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神崎川駅 102.8 万/坪(昨年同期比 +48.2 %)
神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.2%( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.7年(昨年 24.8年から -81.3 %減)。平均土地面積は 39.6 坪 (昨年 24.6 坪から +60.9 %増)。平均建物面積は 55.7 坪 (昨年 37.4 坪から +48.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.8 年 → 2020年 4.7 年、-81.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 40.0 %)
十三駅 126.3 万/坪(昨年同期比 +44.5 %)
十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +44.5%( +38.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 13.1年から +51.0 %増)。平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 22.7 坪から +58.3 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 32.0 坪から +27.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.1 年 → 2020年 19.8 年、+51.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 10.7 分 → 2020年 12.5 分、+16.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示