【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の近鉄けいはんな線 (長田駅~新石切駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +14.5%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2021年)に比べて +9.7%( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 28.8年から -22.0 %減)。平均土地面積は 54.9 坪 (昨年 84.2 坪から -34.8 %減)。平均建物面積は 62.3 坪 (昨年 78.1 坪から -20.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。長田駅、新石切駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新石切駅で昨年に比べ +18.3 %、坪単価は 70.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(新石切駅)は +18.3 %(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(荒本駅)は -20.2 %(坪単価 -16.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.8 年 → 2022年 22.5 年、-22.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 17.5 分 → 2022年 14.5 分、-17.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.2 % → 2022年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.9 % → 2022年 21.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.6 % → 2022年 37.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.4万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.3%( +5.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった荒本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -20.2%( -16.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄けいはんな線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長田駅 | 76.6万/坪 (28.6年/33.0坪) | 66.4万/坪 (41.4年/104坪) | 68.3万/坪 (16.3年/22.7坪) |
荒本駅 | 63.8万/坪 (37.5年/150坪) | 79.9万/坪 (26.5年/108坪) | 106万/坪 (28.0年/43.1坪) |
吉田駅 | 78.4万/坪 (15.9年/53.8坪) | 73.1万/坪 (14.5年/114坪) | 46.4万/坪 (27.6年/109坪) |
新石切駅 | 70.8万/坪 (22.0年/50.9坪) | 59.8万/坪 (27.7年/52.6坪) | 79.1万/坪 (19.6年/40.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新石切駅 70.8 万/坪(昨年同期比 +18.3 %)
新石切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.3%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +38.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 27.7年から -20.7 %減)。平均土地面積は 50.9 坪 (昨年 52.6 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 30.8 坪から +86.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 27.7 年 → 2022年 22.0 年、-20.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 19.4 分 → 2022年 17.3 分、-10.9 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 29.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 % → 2022年 17.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 41.2 %)
荒本駅 63.8 万/坪(昨年同期比 -20.2 %)
荒本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -20.2%( -16.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 26.5年から +41.5 %増)。平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 108.3 坪から +38.3 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 154.9 坪から -59.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.3 分 → 2022年 9.0 分、-12.5 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 26.5 年 → 2022年 37.5 年、+41.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示