【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の大阪長堀鶴見緑地線 (大正駅～門真南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +1.1％( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 57 件(１年前(2019年)に比べて -21.9％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 21.5年から +27.8 ％増)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 45.5 坪から -5.4 ％減)。平均建物面積は 85.8 坪 (昨年 68.6 坪から +25.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。心斎橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは門真南駅で昨年に比べ +170.2 ％、坪単価は 63.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(門真南駅、心斎橋駅)は +98.5 ％(坪単価 +86.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(森ノ宮駅、西大橋駅)は -67.4 ％(坪単価 -113.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.8 ％ → 2020年 12.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.9 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 21.5 年 → 2020年 27.5 年、+27.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 ％ → 2020年 34.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.1 ％ → 2020年 21.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった心斎橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 629万円/坪(190万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +26.8％( +132.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった森ノ宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -73.0％( -107.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 大阪長堀鶴見緑地線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大正駅 | 56.0万/坪 (27.0年/70.1坪) | 78.3万/坪 (22.8年/31.0坪) | 145万/坪 (28.4年/30.3坪) |
| ドーム前千代崎駅 | - | 151万/坪 (0年/31.8坪) | 132万/坪 (48.0年/87.0坪) |
| 西長堀駅 | 113万/坪 (34.0年/49.9坪) | - | 342万/坪 (32.5年/62.0坪) |
| 西大橋駅 | 73.8万/坪 (36.4年/53.9坪) | 193万/坪 (10.0年/16.6坪) | 105万/坪 (28.0年/46.9坪) |
| 心斎橋駅 | 629万/坪 (64.0年/21.2坪) | 496万/坪 (30.0年/72.6坪) | 529万/坪 (60.0年/38.6坪) |
| 長堀橋駅 | 331万/坪 (19.0年/22.7坪) | - | 418万/坪 (59.5年/80.9坪) |
| 松屋町駅 | - | 142万/坪 (32.4年/55.0坪) | 73.3万/坪 (35.5年/150坪) |
| 谷町六丁目駅 | 114万/坪 (19.3年/19.7坪) | 168万/坪 (35.0年/56.3坪) | 143万/坪 (51.0年/12.9坪) |
| 玉造駅 | 112万/坪 (38.6年/48.4坪) | 141万/坪 (16.3年/97.8坪) | 102万/坪 (0年/22.7坪) |
| 森ノ宮駅 | 39.7万/坪 (32.0年/16.6坪) | 147万/坪 (7.0年/34.5坪) | 44.1万/坪 (67.0年/13.6坪) |
| 大阪ビジネスパーク駅 | - | - | - |
| 京橋駅 | 99.0万/坪 (22.0年/21.2坪) | 109万/坪 (18.0年/57.7坪) | 89.4万/坪 (27.8年/17.8坪) |
| 蒲生四丁目駅 | 61.4万/坪 (21.0年/20.4坪) | 98.3万/坪 (28.7年/36.7坪) | 65.0万/坪 (37.3年/17.5坪) |
| 今福鶴見駅 | 98.7万/坪 (29.2年/39.1坪) | 88.4万/坪 (16.2年/66.8坪) | 80.1万/坪 (13.3年/41.4坪) |
| 横堤駅 | 109万/坪 (10.0年/36.0坪) | 93.0万/坪 (21.7年/39.7坪) | 81.1万/坪 (21.1年/53.1坪) |
| 鶴見緑地駅 | 81.4万/坪 (47.0年/18.2坪) | 92.6万/坪 (9.8年/33.1坪) | 79.8万/坪 (22.5年/55.6坪) |
| 門真南駅 | 63.2万/坪 (14.3年/64.5坪) | 23.4万/坪 (42.7年/14.6坪) | 58.1万/坪 (25.7年/17.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
門真南駅 63.2 万/坪(昨年同期比 +170.2 ％)
門真南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.2万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +170.2％( +39.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.3年(昨年 42.7年から -66.4 ％減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 14.6 坪から +341.4 ％増)。平均建物面積は 169.4 坪 (昨年 20.2 坪から +740.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 42.7 年 → 2020年 14.3 年、-66.4 ％と大きく減少)
心斎橋駅 628.7 万/坪(昨年同期比 +26.8 ％)
心斎橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 629万円/坪(190万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +26.8％( +132.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 64.0年(昨年 30.0年から +113.3 ％増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 72.6 坪から -70.8 ％減)。平均建物面積は 65.8 坪 (昨年 96.8 坪から -32.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 3.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 30.0 年 → 2020年 64.0 年、+113.3 ％と大きく増加)
森ノ宮駅 39.7 万/坪(昨年同期比 -73.0 ％)
森ノ宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -73.0％( -107.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 7.0年から +357.2 ％増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 34.5 坪から -51.8 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 31.3 坪から +45.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 7.0 年 → 2020年 32.0 年、+357.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 6.8 分 → 2020年 8.0 分、+17.6 ％と増加)
西大橋駅 73.8 万/坪(昨年同期比 -61.7 ％)
西大橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -61.7％( -118.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 10.0年から +263.4 ％増)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 16.6 坪から +224.2 ％増)。平均建物面積は 195.6 坪 (昨年 34.8 坪から +462.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.0 年 → 2020年 36.4 年、+263.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 4.3 分、+44.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示