この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のつくばエクスプレス線 (八潮駅～三郷中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1.0％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -48.2％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.4年(昨年 18.1年から +1.6 ％増)。平均土地面積は 44.2 坪 (昨年 49.5 坪から -10.6 ％減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 39.2 坪から -5.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八潮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八潮駅で昨年に比べ +25.1 ％、坪単価は 107 万円/坪となった。
上位 1 駅(八潮駅)は +25.1 ％(坪単価 +21.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三郷中央駅)は -34.8 ％(坪単価 -42.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.8 ％ → 2024年 10.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.1 ％ → 2024年 28.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.8 ％ → 2024年 3.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.1％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -34.8％( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -73.9％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八潮駅 | 107万/坪 (18.0年/46.7坪) | 85.7万/坪 (21.4年/53.1坪) | 88.7万/坪 (20.9年/52.8坪) |
| 三郷中央駅 | 79.3万/坪 (16.3年/34.5坪) | 122万/坪 (13.0年/44.2坪) | 103万/坪 (14.2年/45.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八潮駅 107.2 万/坪(昨年同期比 +25.1 ％)
八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.1％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 21.4年から -15.7 ％減)。平均土地面積は 46.7 坪 (昨年 53.1 坪から -12.1 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 46.0 坪から -15.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 21.4 年 → 2024年 18.0 年、-15.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.0 分 → 2024年 20.9 分、-16.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 9.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 4.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.2 ％ → 2024年 14.3 ％)
三郷中央駅 79.3 万/坪(昨年同期比 -34.8 ％)
三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -34.8％( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -73.9％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 13.0年から +25.4 ％増)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 44.2 坪から -21.9 ％減)。平均建物面積は 30.0 坪 (昨年 28.9 坪から +3.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.0 年 → 2024年 16.3 年、+25.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.7 分 → 2024年 26.2 分、+33.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 ％ → 2024年 16.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示