物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2023年第1四半期
2023年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2023年1月〜3月期のJR函館本線 (函館駅旭川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.9万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -6.3%( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 432 件(1年前(2022年)に比べて +0.5%( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 27.2年(昨年 25.7年から +6.0 %増)。平均土地面積は 88.8 坪 (昨年 89.6 坪から -1.0 %減)。平均建物面積は 59.2 坪 (昨年 53.2 坪から +11.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 22 駅。ほとんどの駅において下落した。桔梗駅新函館北斗駅稲穂駅砂川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは滝川駅で昨年に比べ +338.1 %、坪単価は 37.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(滝川駅南小樽駅)は +226.3 %(坪単価 +20.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小沢駅札幌駅)は -68.3 %(坪単価 -56.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 17.3 % → 2023年 19.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.0 % → 2023年 29.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.8 % → 2023年 37.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった発寒中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.8万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +12.3%( +10.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった小沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -68.9%( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR函館本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR函館本線現状(2023)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
函館駅37.2万/坪
(31.6年/61.0坪)
34.8万/坪
(31.7年/79.9坪)
15.1万/坪
(45.9年/55.8坪)
五稜郭駅37.3万/坪
(29.5年/93.6坪)
33.6万/坪
(30.4年/102坪)
37.7万/坪
(26.7年/61.7坪)
桔梗駅63.2万/坪
(16.5年/75.3坪)
50.0万/坪
(20.7年/63.2坪)
56.5万/坪
(19.5年/43.9坪)
大中山駅33.9万/坪
(29.0年/81.7坪)
39.5万/坪
(22.5年/85.7坪)
80.8万/坪
(17.0年/108坪)
七飯駅24.4万/坪
(25.3年/84.7坪)
45.0万/坪
(24.4年/89.5坪)
33.7万/坪
(26.8年/66.8坪)
新函館北斗駅48.8万/坪
(27.5年/72.6坪)
63.2万/坪
(0年/69.6坪)
仁山駅---
大沼駅---
大沼公園駅---
赤井川駅9.4万/坪
(32.0年/99.8坪)
-7.2万/坪
(24.0年/212坪)
駒ケ岳駅---
森駅17.8万/坪
(19.0年/174坪)
-32.7万/坪
(10.0年/133坪)
石倉駅---
落部駅2.9万/坪
(42.0年/72.6坪)
--
野田生駅---
山越駅---
八雲駅19.4万/坪
(22.0年/130坪)
26.1万/坪
(12.0年/54.5坪)
55.5万/坪
(22.5年/131坪)
山崎駅---
黒岩駅---
国縫駅--15.7万/坪
(32.5年/319坪)
中ノ沢駅---
長万部駅-14.8万/坪
(19.0年/80.2坪)
-
黒松内駅---
目名駅---
蘭越駅14.2万/坪
(44.0年/245坪)
--
昆布駅84.5万/坪
(36.5年/333坪)
--
ニセコ駅--49.6万/坪
(41.0年/99.8坪)
比羅夫駅---
倶知安駅24.1万/坪
(38.5年/203坪)
53.4万/坪
(34.0年/150坪)
68.0万/坪
(20.0年/105坪)
小沢駅7.4万/坪
(51.0年/200坪)
23.7万/坪
(41.0年/78.7坪)
10.2万/坪
(30.0年/106坪)
銀山駅---
仁木駅---
余市駅11.0万/坪
(36.6年/143坪)
10.7万/坪
(35.7年/105坪)
19.8万/坪
(39.8年/69.3坪)
蘭島駅-28.7万/坪
(6.0年/72.6坪)
-
塩谷駅17.7万/坪
(34.0年/106坪)
-11.6万/坪
(37.5年/87.0坪)
小樽駅20.3万/坪
(41.8年/92.1坪)
17.9万/坪
(43.9年/99.6坪)
18.2万/坪
(37.9年/63.1坪)
南小樽駅22.4万/坪
(45.0年/83.2坪)
10.5万/坪
(38.2年/67.8坪)
5.8万/坪
(52.4年/73.7坪)
小樽築港駅19.7万/坪
(39.4年/64.3坪)
28.6万/坪
(43.4年/149坪)
61.8万/坪
(14.0年/92.0坪)
朝里駅39.8万/坪
(37.0年/145坪)
66.0万/坪
(21.7年/135坪)
97.4万/坪
(0年/79.7坪)
銭函駅12.8万/坪
(37.0年/319坪)
23.4万/坪
(38.5年/96.8坪)
16.3万/坪
(43.5年/91.5坪)
ほしみ駅44.0万/坪
(19.3年/52.9坪)
-40.5万/坪
(15.0年/230坪)
星置駅79.0万/坪
(15.7年/57.8坪)
85.8万/坪
(18.6年/61.4坪)
60.4万/坪
(25.6年/108坪)
稲穂駅73.2万/坪
(12.8年/59.5坪)
59.6万/坪
(16.8年/66.6坪)
48.3万/坪
(29.9年/68.8坪)
手稲駅54.7万/坪
(30.1年/72.0坪)
62.8万/坪
(23.6年/63.2坪)
54.6万/坪
(26.5年/95.3坪)
稲積公園駅64.7万/坪
(27.3年/70.3坪)
63.4万/坪
(25.5年/92.4坪)
76.6万/坪
(18.2年/57.5坪)
発寒駅79.2万/坪
(14.9年/74.4坪)
121万/坪
(3.3年/46.9坪)
39.4万/坪
(30.0年/59.0坪)
発寒中央駅93.8万/坪
(13.2年/39.6坪)
83.6万/坪
(16.2年/50.7坪)
64.5万/坪
(19.0年/42.1坪)
琴似駅80.6万/坪
(25.9年/43.1坪)
72.1万/坪
(23.2年/58.8坪)
38.2万/坪
(22.2年/132坪)
桑園駅59.4万/坪
(39.4年/27.7坪)
130万/坪
(29.0年/46.9坪)
708万/坪
(55.0年/393坪)
札幌駅46.3万/坪
(18.0年/62.0坪)
144万/坪
(49.0年/45.4坪)
78.3万/坪
(25.8年/68.5坪)
苗穂駅-97.1万/坪
(3.9年/51.0坪)
134万/坪
(33.0年/73.4坪)
白石駅61.1万/坪
(15.2年/62.1坪)
68.7万/坪
(21.6年/71.8坪)
74.0万/坪
(16.0年/56.9坪)
厚別駅66.1万/坪
(39.5年/88.5坪)
85.6万/坪
(19.7年/68.8坪)
84.2万/坪
(23.5年/70.8坪)
森林公園駅79.4万/坪
(26.0年/57.7坪)
99.6万/坪
(15.8年/67.9坪)
88.1万/坪
(17.2年/56.0坪)
大麻駅74.0万/坪
(28.9年/87.2坪)
108万/坪
(17.0年/111坪)
53.0万/坪
(24.9年/73.2坪)
野幌駅66.8万/坪
(18.1年/60.2坪)
60.7万/坪
(19.4年/66.0坪)
61.7万/坪
(16.4年/79.8坪)
高砂駅49.1万/坪
(25.9年/83.3坪)
50.0万/坪
(27.5年/72.0坪)
64.8万/坪
(19.5年/67.9坪)
江別駅54.4万/坪
(21.1年/65.6坪)
61.8万/坪
(17.2年/82.7坪)
53.8万/坪
(15.9年/83.7坪)
豊幌駅15.2万/坪
(37.0年/66.6坪)
33.1万/坪
(25.7年/63.0坪)
17.2万/坪
(30.0年/63.5坪)
幌向駅-23.8万/坪
(43.0年/78.7坪)
19.9万/坪
(30.4年/105坪)
上幌向駅28.1万/坪
(33.0年/78.7坪)
--
岩見沢駅21.0万/坪
(36.4年/118坪)
24.5万/坪
(33.3年/147坪)
24.9万/坪
(29.4年/111坪)
峰延駅-1.3万/坪
(52.0年/274坪)
-
光珠内駅---
美唄駅-22.5万/坪
(32.4年/118坪)
8.7万/坪
(36.0年/150坪)
茶志内駅---
奈井江駅-22.0万/坪
(31.0年/99.8坪)
-
豊沼駅16.5万/坪
(41.0年/93.8坪)
--
砂川駅55.5万/坪
(17.0年/121坪)
34.0万/坪
(21.2年/143坪)
3.0万/坪
(58.0年/62.0坪)
滝川駅37.9万/坪
(26.8年/101坪)
8.7万/坪
(44.0年/76.6坪)
10.4万/坪
(43.5年/133坪)
江部乙駅---
妹背牛駅0.28万/坪
(0年/99.8坪)
--
深川駅15.0万/坪
(32.7年/83.8坪)
30.6万/坪
(23.0年/88.9坪)
39.2万/坪
(34.5年/105坪)
納内駅---
近文駅--57.5万/坪
(11.0年/90.8坪)
旭川駅40.3万/坪
(30.5年/108坪)
39.1万/坪
(27.7年/98.0坪)
39.4万/坪
(28.4年/89.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

滝川駅37.9 万/坪(昨年同期比 +338.1 %)

滝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +338.1%( +29.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +133.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.8年(昨年 44.0年から -39.2 %減)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 76.6 坪から +32.2 %増)。平均建物面積は 50.2 坪 (昨年 34.0 坪から +47.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2022年 44.0 年 → 2023年 26.8 年、-39.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 25.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.3 分 → 2023年 31.6 分、+24.6 %と大きく増加)

南小樽駅22.4 万/坪(昨年同期比 +114.5 %)

南小樽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +114.5%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 45.0年(昨年 38.2年から +17.8 %増)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 67.8 坪から +22.7 %増)。平均建物面積は 79.6 坪 (昨年 75.4 坪から +5.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2022年 22.2 分 → 2023年 18.3 分、-17.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2022年 38.2 年 → 2023年 45.0 年、+17.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 50.0 %)

小沢駅7.4 万/坪(昨年同期比 -68.9 %)

小沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -68.9%( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 51.0年(昨年 41.0年から +24.4 %増)。平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 78.7 坪から +153.8 %増)。平均建物面積は 74.9 坪 (昨年 28.7 坪から +160.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2022年 41.0 年 → 2023年 51.0 年、+24.4 %と大きく増加)

札幌駅46.3 万/坪(昨年同期比 -67.8 %)

札幌駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -67.8%( -97.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 18.0年(昨年 49.0年から -63.3 %減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 45.4 坪から +36.7 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 43.9 坪から +3.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2022年 49.0 年 → 2023年 18.0 年、-63.3 %と大きく減少)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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