【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の道南いさりび鉄道線 (五稜郭駅～木古内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +26.7％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2021年)に比べて -26.6％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 27.4年から -23.4 ％減)。平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 86.6 坪から -5.2 ％減)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 72.1 坪から -21.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。七重浜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは木古内駅で昨年に比べ +615.0 ％、坪単価は 107 万円/坪となった。
上位 2 駅(木古内駅、久根別駅)は +455.5 ％(坪単価 +75.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(清川口駅、東久根別駅)は -34.3 ％(坪単価 -26.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 27.4 年 → 2022年 21.0 年、-23.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.9 ％ → 2022年 29.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 43.5 ％ → 2022年 29.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木古内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +615.0％( +92.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -64.6％( -51.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 道南いさりび鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 五稜郭駅 | 48.2万/坪 (22.2年/67.7坪) | 41.5万/坪 (27.9年/89.0坪) | 47.5万/坪 (19.4年/62.7坪) |
| 七重浜駅 | 52.0万/坪 (18.2年/129坪) | 32.1万/坪 (26.9年/97.8坪) | 33.4万/坪 (30.5年/194坪) |
| 東久根別駅 | 39.2万/坪 (22.5年/73.6坪) | 40.8万/坪 (20.0年/56.7坪) | 65.1万/坪 (12.9年/110坪) |
| 久根別駅 | 79.3万/坪 (0.5年/42.4坪) | 20.0万/坪 (29.5年/77.6坪) | - |
| 清川口駅 | 28.3万/坪 (20.5年/54.5坪) | 80.0万/坪 (0.5年/34.8坪) | - |
| 上磯駅 | - | 14.6万/坪 (27.5年/60.5坪) | 21.1万/坪 (29.9年/104坪) |
| 茂辺地駅 | - | 11.3万/坪 (43.5年/69.6坪) | - |
| 渡島当別駅 | - | - | - |
| 釜谷駅 | - | - | - |
| 泉沢駅 | 25.7万/坪 (15.5年/393坪) | - | - |
| 札苅駅 | - | - | - |
| 木古内駅 | 107万/坪 (18.5年/57.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
木古内駅 107.4 万/坪(昨年同期比 +615.0 ％)
木古内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +615.0％( +92.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.5年(昨年 28.5年から -35.1 ％減)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 332.8 坪から -96.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.5 年 → 2022年 18.5 年、-35.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.0 分 → 2022年 120.0 分、+500.0 ％と大きく増加)
久根別駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +296.0 ％)
久根別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +296.0％( +59.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 29.5年から -98.3 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 77.6 坪から -45.5 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 67.6 坪から -55.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.5 年 → 2022年 0.5 年、-98.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.3 分 → 2022年 12.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
清川口駅 28.3 万/坪(昨年同期比 -64.6 ％)
清川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -64.6％( -51.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.5年(昨年 0.5年から +3970.1 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 34.8 坪から +56.5 ％増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 28.7 坪から -26.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.5 年 → 2022年 20.5 年、+3970.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 14.0 分、+55.6 ％と大きく増加)
東久根別駅 39.2 万/坪(昨年同期比 -4.0 ％)
東久根別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.0％( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 20.0年から +12.5 ％増)。平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 56.7 坪から +29.8 ％増)。平均建物面積は 55.0 坪 (昨年 35.5 坪から +54.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 20.0 年 → 2022年 22.5 年、+12.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示