【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR赤穂線 (相生駅~備前福河駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +11.0%( +4.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 61 件(1年前(2023年)に比べて -37.1%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 38.0年から +1.5 %増)。平均土地面積は 56.2 坪 (昨年 71.6 坪から -21.5 %減)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 44.1 坪から -19.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。相生駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは相生駅で昨年に比べ +93.7 %、坪単価は 46.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(相生駅)は +93.7 %(坪単価 +22.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西相生駅)は -44.8 %(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 9.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.6 % → 2024年 60.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.4 % → 2024年 27.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった坂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.7%( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -3.9%( -0.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR赤穂線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
相生駅 | 46.1万/坪 (36.7年/51.4坪) | 23.8万/坪 (40.3年/60.7坪) | 32.7万/坪 (31.7年/74.2坪) |
西相生駅 | 26.4万/坪 (58.1年/43.6坪) | 47.9万/坪 (43.6年/58.5坪) | 13.1万/坪 (41.2年/72.9坪) |
坂越駅 | 48.9万/坪 (33.8年/60.2坪) | 51.4万/坪 (42.3年/82.8坪) | 46.3万/坪 (18.2年/65.5坪) |
播州赤穂駅 | 47.4万/坪 (32.3年/51.2坪) | 49.9万/坪 (33.8年/79.7坪) | 45.5万/坪 (33.1年/75.3坪) |
天和駅 | 15.9万/坪 (43.7年/177坪) | 16.5万/坪 (52.3年/49.9坪) | 44.1万/坪 (27.5年/105坪) |
備前福河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
相生駅 46.1 万/坪(昨年同期比 +93.7 %)
相生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +93.7%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて -42.9%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 40.3年から -9.0 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 60.7 坪から -15.3 %減)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 46.3 坪から -30.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.3 分 → 2024年 17.3 分、-22.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 % → 2024年 27.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 53.6 % → 2024年 63.6 %)
西相生駅 26.4 万/坪(昨年同期比 -44.8 %)
西相生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -44.8%( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 58.1年(昨年 43.6年から +33.2 %増)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 58.5 坪から -25.4 %減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 29.0 坪から -9.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 43.6 年 → 2024年 58.1 年、+33.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.2 分 → 2024年 13.5 分、+88.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示