【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR大和路線 (加茂駅~木津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.2万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -42.7%( -32.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -62.5%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 12.3年から +153.2 %増)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 54.8 坪から +31.4 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 40.2 坪から -12.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。加茂駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは木津駅で昨年に比べ -19.1 %、坪単価は 65.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(加茂駅)は -9.2 %(坪単価 -2.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(木津駅)は -19.1 %(坪単価 -15.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 31.3 年、+153.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.7 分 → 2022年 24.6 分、+31.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.4 % → 2022年 30.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.8 % → 2022年 38.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.1%( -15.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -82.9%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -9.2%( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR大和路線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
加茂駅 | 28.5万/坪 (35.2年/55.0坪) | 31.4万/坪 (33.5年/129坪) | 36.1万/坪 (12.7年/123坪) |
木津駅 | 65.1万/坪 (22.3年/97.6坪) | 80.5万/坪 (8.7年/46.3坪) | 90.8万/坪 (2.7年/59.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
加茂駅 28.5 万/坪(昨年同期比 -9.2 %)
加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -9.2%( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 33.5年から +5.1 %増)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 128.9 坪から -57.4 %減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 105.9 坪から -67.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 32.0 分 → 2022年 26.8 分、-16.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 44.4 %)
木津駅 65.1 万/坪(昨年同期比 -19.1 %)
木津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.1%( -15.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -82.9%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 8.7年から +157.2 %増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 46.3 坪から +110.6 %増)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 32.5 坪から +14.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.7 年 → 2022年 22.3 年、+157.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.8 分 → 2022年 21.2 分、+26.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.7 % → 2022年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.7 % → 2022年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示