【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR名松線 (松阪駅～伊勢奥津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -24.6％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 146 件(１年前(2021年)に比べて +0.7％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 30.5年から +10.7 ％増)。平均土地面積は 108.2 坪 (昨年 97.5 坪から +10.9 ％増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 47.3 坪から +11.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。伊勢鎌倉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは家城駅で昨年に比べ +1057.0 ％、坪単価は 21.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(家城駅、伊勢大井駅)は +637.8 ％(坪単価 +22.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伊勢八太駅、伊勢奥津駅)は -56.6 ％(坪単価 -27.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 ％ → 2022年 4.3 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 ％ → 2022年 3.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 30.5 年 → 2022年 33.8 年、+10.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 40.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.8 ％ → 2022年 7.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった伊勢大井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +218.6％( +24.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢奥津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -37.6％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR名松線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松阪駅 | 31.7万/坪 (32.7年/103坪) | 42.0万/坪 (29.0年/92.9坪) | 41.5万/坪 (25.2年/86.3坪) |
| 上ノ庄駅 | - | 27.8万/坪 (15.3年/281坪) | - |
| 権現前駅 | 16.9万/坪 (46.0年/194坪) | 19.5万/坪 (38.4年/108坪) | 16.2万/坪 (26.7年/162坪) |
| 伊勢八太駅 | 16.8万/坪 (40.9年/118坪) | 69.0万/坪 (33.0年/92.0坪) | 48.7万/坪 (12.4年/68.8坪) |
| 一志駅 | - | - | 44.1万/坪 (21.8年/90.8坪) |
| 井関駅 | - | 12.9万/坪 (44.9年/80.9坪) | 6.9万/坪 (47.0年/108坪) |
| 伊勢大井駅 | 36.2万/坪 (0年/363坪) | 11.4万/坪 (0年/363坪) | - |
| 伊勢川口駅 | - | 21.5万/坪 (47.5年/203坪) | 8.8万/坪 (37.7年/113坪) |
| 関ノ宮駅 | - | - | 0.21万/坪 (46.5年/84.7坪) |
| 家城駅 | 21.0万/坪 (40.0年/63.5坪) | 1.8万/坪 (53.3年/60.5坪) | - |
| 伊勢竹原駅 | 5.8万/坪 (49.8年/180坪) | - | - |
| 伊勢鎌倉駅 | 8.3万/坪 (45.3年/78.7坪) | 6.6万/坪 (58.0年/182坪) | 8.4万/坪 (0年/133坪) |
| 伊勢八知駅 | - | - | - |
| 比津駅 | - | 2.8万/坪 (61.3年/30.3坪) | - |
| 伊勢奥津駅 | 4.1万/坪 (47.2年/73.0坪) | 6.6万/坪 (0年/93.0坪) | 8.7万/坪 (33.3年/186坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
家城駅 21.0 万/坪(昨年同期比 +1057.0 ％)
家城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1057.0％( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 40.0年(昨年 53.3年から -24.9 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 60.5 坪から +5.0 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 30.3 坪から +10.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 53.3 年 → 2022年 40.0 年、-24.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 7.0 分 → 2022年 6.0 分、-14.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
伊勢大井駅 36.2 万/坪(昨年同期比 +218.6 ％)
伊勢大井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +218.6％( +24.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 363.0 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 48.4 坪から +31.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.0 分 → 2022年 10.0 分、+11.1 ％と増加)
伊勢八太駅 16.8 万/坪(昨年同期比 -75.7 ％)
伊勢八太駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -75.7％( -52.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.9年(昨年 33.0年から +23.9 ％増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 92.0 坪から +28.2 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 38.6 坪から -9.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 33.0 年 → 2022年 40.9 年、+23.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.5 分 → 2022年 18.0 分、+24.1 ％と大きく増加)
伊勢奥津駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -37.6 ％)
伊勢奥津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -37.6％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.0 坪 (昨年 93.0 坪から -21.5 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 15.1 坪から +136.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示