【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の近鉄鈴鹿線 (伊勢若松駅～平田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.9万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.4％( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて -34.6％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 19.7年から +31.5 ％増)。平均土地面積は 99.3 坪 (昨年 121.5 坪から -18.3 ％減)。平均建物面積は 89.8 坪 (昨年 74.4 坪から +20.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(三日市駅)は -26.7 ％(坪単価 -26.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鈴鹿市駅)は -41.0 ％(坪単価 -24.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 17.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.7 年 → 2022年 25.9 年、+31.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.7 分 → 2022年 17.4 分、+27.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 35.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 17.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.7％( -26.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鈴鹿市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -41.0％( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 近鉄鈴鹿線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 伊勢若松駅 | - | 52.8万/坪 (39.7年/72.6坪) | 27.0万/坪 (14.3年/189坪) |
| 柳駅 | - | - | 68.5万/坪 (17.3年/72.6坪) |
| 鈴鹿市駅 | 35.4万/坪 (29.3年/139坪) | 59.9万/坪 (10.3年/154坪) | 16.9万/坪 (34.3年/73.4坪) |
| 三日市駅 | 73.4万/坪 (14.3年/46.9坪) | 100万/坪 (6.3年/125坪) | 35.3万/坪 (24.3年/220坪) |
| 平田町駅 | 54.2万/坪 (26.7年/92.5坪) | 74.8万/坪 (16.2年/133坪) | 69.9万/坪 (10.4年/50.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三日市駅 73.4 万/坪(昨年同期比 -26.7 ％)
三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.7％( -26.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 6.3年から +128.0 ％増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 125.0 坪から -62.5 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 61.5 坪から -52.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 6.3 年 → 2022年 14.3 年、+128.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.3 分 → 2022年 19.0 分、+470.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
鈴鹿市駅 35.4 万/坪(昨年同期比 -41.0 ％)
鈴鹿市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -41.0％( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.3年(昨年 10.3年から +185.3 ％増)。平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 154.3 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 107.4 坪 (昨年 171.4 坪から -37.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.5 分 → 2022年 12.5 分、-28.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.3 年 → 2022年 29.3 年、+185.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示