【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の近鉄鈴鹿線 (伊勢若松駅～平田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.6万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +25.7％( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 78 件(１年前(2020年)に比べて +23.8％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 19.5年から +0.3 ％増)。平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 81.9 坪から +9.6 ％増)。平均建物面積は 59.5 坪 (昨年 46.3 坪から +28.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。伊勢若松駅、三日市駅、平田町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢若松駅で昨年に比べ +57.7 ％、坪単価は 42.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(伊勢若松駅)は +57.7 ％(坪単価 +15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鈴鹿市駅)は +13.0 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.4 分 → 2021年 14.2 分、-13.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.6 ％ → 2021年 7.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.8 ％ → 2021年 46.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 ％ → 2021年 21.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +41.4％( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.0万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +57.7％( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +120.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄鈴鹿線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 伊勢若松駅 | 42.0万/坪 (34.0年/62.8坪) | 26.6万/坪 (24.6年/123坪) | 25.7万/坪 (31.0年/91.4坪) |
| 柳駅 | - | 68.5万/坪 (17.3年/72.6坪) | - |
| 鈴鹿市駅 | 72.4万/坪 (17.1年/85.0坪) | 64.0万/坪 (14.4年/68.6坪) | 66.8万/坪 (10.0年/52.2坪) |
| 三日市駅 | 74.6万/坪 (8.8年/106坪) | 52.8万/坪 (15.1年/101坪) | 55.8万/坪 (18.6年/66.6坪) |
| 平田町駅 | 61.4万/坪 (20.4年/97.6坪) | 48.7万/坪 (22.0年/74.1坪) | 54.9万/坪 (21.7年/74.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢若松駅 42.0 万/坪(昨年同期比 +57.7 ％)
伊勢若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.0万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +57.7％( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +120.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 24.6年から +38.0 ％増)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 123.4 坪から -49.1 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 36.6 坪から -19.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.6 年 → 2021年 34.0 年、+38.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 7.3 分、+45.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 27.3 ％)
鈴鹿市駅 72.4 万/坪(昨年同期比 +13.0 ％)
鈴鹿市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +13.0％( +8.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +118.2％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 14.4年から +18.6 ％増)。平均土地面積は 85.0 坪 (昨年 68.6 坪から +23.8 ％増)。平均建物面積は 65.6 坪 (昨年 40.8 坪から +60.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 ％ → 2021年 52.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 14.4 年 → 2021年 17.1 年、+18.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 12.1 分 → 2021年 13.5 分、+11.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 23.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 19.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示