【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の近鉄志摩線 (鳥羽駅~賢島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -35.1%( -7.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて -38.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 33.4年から +10.3 %増)。平均土地面積は 83.4 坪 (昨年 144.9 坪から -42.4 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 59.0 坪から -43.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。松尾駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松尾駅で昨年に比べ +51.1 %、坪単価は 22.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(松尾駅)は +51.1 %(坪単価 +7.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(志摩磯部駅)は -91.5 %(坪単価 -29.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.6 % → 2022年 18.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 33.4 年 → 2022年 36.8 年、+10.3 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 60.5 分 → 2022年 101.1 分、+67.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.6 % → 2022年 63.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +51.1%( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった志摩磯部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -91.5%( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄志摩線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鳥羽駅 | - | - | 14.4万/坪 (32.0年/69.6坪) |
中之郷駅 | - | - | 0.6万/坪 (41.0年/40.8坪) |
志摩赤崎駅 | 97.7万/坪 (0年/60.5坪) | - | - |
船津駅 | - | 17.2万/坪 (53.0年/336坪) | - |
加茂駅 | - | 27.8万/坪 (6.0年/72.6坪) | |
松尾駅 | 22.0万/坪 (49.0年/59.0坪) | 14.6万/坪 (33.0年/251坪) | 19.7万/坪 (53.5年/49.2坪) |
白木駅 | - | - | - |
沓掛駅 | - | - | - |
上之郷駅 | - | - | - |
志摩磯部駅 | 2.7万/坪 (42.0年/59.5坪) | 31.7万/坪 (31.5年/93.8坪) | |
穴川駅 | - | - | - |
志摩横山駅 | - | - | - |
鵜方駅 | 7.2万/坪 (37.6年/100坪) | 21.4万/坪 (28.2年/129坪) | 10.7万/坪 (41.4年/106坪) |
志摩神明駅 | - | 20.8万/坪 (40.6年/75.2坪) | - |
賢島駅 | - | - | 0.10万/坪 (44.0年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松尾駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +51.1 %)
松尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +51.1%( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.0年(昨年 33.0年から +48.5 %増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 251.1 坪から -76.5 %減)。平均建物面積は 9.1 坪 (昨年 102.9 坪から -91.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 33.0 年 → 2022年 49.0 年、+48.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 90.0 分 → 2022年 120.0 分、+33.3 %と大きく増加)
志摩磯部駅 2.7 万/坪(昨年同期比 -91.5 %)
志摩磯部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -91.5%( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 31.5年から +33.3 %増)。平均土地面積は 59.5 坪 (昨年 93.8 坪から -36.6 %減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 193.6 坪から -78.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 31.5 年 → 2022年 42.0 年、+33.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 72.0 分 → 2022年 90.8 分、+26.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示