【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の近鉄志摩線 (鳥羽駅~賢島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -8.6%( -1.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 39.4年(昨年 36.9年から +6.8 %増)。平均土地面積は 118.1 坪 (昨年 86.2 坪から +37.0 %増)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 42.2 坪から +17.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。鵜方駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鵜方駅で昨年に比べ +61.8 %、坪単価は 21.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(鵜方駅)は +61.8 %(坪単価 +8.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鳥羽駅)は -66.8 %(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 84.2 分 → 2021年 39.1 分、-53.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 54.5 % → 2021年 30.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 61.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鵜方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +61.8%( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった志摩磯部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -64.2%( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄志摩線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鳥羽駅 | 11.2万/坪 (41.3年/90.8坪) | 33.7万/坪 (27.8年/62.0坪) | 1.2万/坪 (0年/28.7坪) |
中之郷駅 | 8.0万/坪 (0年/299坪) | - | - |
志摩赤崎駅 | - | 7.6万/坪 (37.3年/72.6坪) | 38.7万/坪 (26.9年/95.8坪) |
船津駅 | 5.1万/坪 (42.3年/28.7坪) | - | 2.8万/坪 (39.3年/86.2坪) |
加茂駅 | - | - | - |
松尾駅 | - | - | - |
白木駅 | - | - | - |
沓掛駅 | - | - | - |
上之郷駅 | 12.1万/坪 (44.3年/123坪) | - | - |
志摩磯部駅 | 1.6万/坪 (33.3年/57.5坪) | 4.4万/坪 (40.8年/69.6坪) | 24.8万/坪 (15.3年/59.0坪) |
穴川駅 | - | - | - |
志摩横山駅 | 8.4万/坪 (57.3年/127坪) | - | - |
鵜方駅 | 21.6万/坪 (33.4年/115坪) | 13.3万/坪 (38.6年/99.8坪) | 14.9万/坪 (35.8年/105坪) |
志摩神明駅 | 2.5万/坪 (49.3年/115坪) | - | - |
賢島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鵜方駅 21.6 万/坪(昨年同期比 +61.8 %)
鵜方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +61.8%( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 38.6年から -13.4 %減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 99.8 坪から +15.2 %増)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 50.2 坪から -19.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 38.6 年 → 2021年 33.4 年、-13.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 88.0 分 → 2021年 52.3 分、-40.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 33.3 %)
鳥羽駅 11.2 万/坪(昨年同期比 -66.8 %)
鳥羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -66.8%( -22.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 27.8年から +48.6 %増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 62.0 坪から +46.3 %増)。平均建物面積は 187.6 坪 (昨年 31.0 坪から +504.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 64.0 分 → 2021年 4.0 分、-93.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 27.8 年 → 2021年 41.3 年、+48.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示