この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の四日市あすなろう鉄道内部線 (あすなろう四日市駅～内部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -46.3％( -41.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて -37.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 11.8年から +135.1 ％増)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 61.8 坪から +34.6 ％増)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 35.4 坪から -4.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。内部駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは追分駅で昨年に比べ -77.9 ％、坪単価は 27.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(内部駅)は -3.3 ％(坪単価 -1.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(追分駅)は -77.9 ％(坪単価 -95.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 30.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.8 年 → 2023年 27.6 年、+135.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.9 分 → 2023年 11.2 分、+13.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 37.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 ％ → 2023年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -14.5％( -9.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -77.9％( -95.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 四日市あすなろう鉄道内部線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| あすなろう四日市駅 | - | - | - |
| 赤堀駅 | - | - | - |
| 日永駅 | - | 50.6万/坪 (17.8年/56.0坪) | 11.4万/坪 (28.8年/197坪) |
| 南日永駅 | 47.8万/坪 (26.0年/57.1坪) | 71.6万/坪 (3.3年/49.9坪) | - |
| 泊駅 | 53.6万/坪 (36.8年/107坪) | 62.8万/坪 (21.4年/81.7坪) | - |
| 追分駅 | 27.2万/坪 (34.8年/72.6坪) | 123万/坪 (1.0年/57.0坪) | 69.6万/坪 (28.8年/114坪) |
| 小古曽駅 | - | - | - |
| 内部駅 | 48.7万/坪 (8.8年/105坪) | 50.3万/坪 (30.8年/69.6坪) | 63.5万/坪 (17.1年/94.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
内部駅 48.7 万/坪(昨年同期比 -3.3 ％)
内部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -3.3％( -1.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 8.8年(昨年 30.8年から -71.5 ％減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 69.6 坪から +51.1 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 33.3 坪から +6.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 30.8 年 → 2023年 8.8 年、-71.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.7 分 → 2023年 22.5 分、+64.6 ％と大きく増加)
追分駅 27.2 万/坪(昨年同期比 -77.9 ％)
追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -77.9％( -95.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 1.0年から +3245.3 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 57.0 坪から +27.3 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 35.2 坪から -22.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.9 分 → 2023年 5.0 分、-36.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 1.0 年 → 2023年 34.8 年、+3245.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示