この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の四日市あすなろう鉄道内部線 (あすなろう四日市駅～内部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.2万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -11.1％( -10.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -40.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 7.4年から +291.7 ％増)。平均土地面積は 99.7 坪 (昨年 70.2 坪から +42.0 ％増)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 42.9 坪から -14.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。日永駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは赤堀駅で昨年に比べ -77.6 ％、坪単価は 11.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(泊駅、日永駅)は +69.9 ％(坪単価 +53.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(赤堀駅、南日永駅)は -67.0 ％(坪単価 -45.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 ％ → 2023年 30.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 7.4 年 → 2023年 28.9 年、+291.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 52.4 ％ → 2023年 11.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +147.8％( +114.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった赤堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -77.6％( -38.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 四日市あすなろう鉄道内部線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| あすなろう四日市駅 | - | - | - |
| 赤堀駅 | 11.0万/坪 (56.5年/22.7坪) | 49.1万/坪 (26.5年/49.9坪) | 68.0万/坪 (11.5年/44.6坪) |
| 日永駅 | 80.5万/坪 (25.5年/393坪) | 87.6万/坪 (0.5年/54.5坪) | - |
| 南日永駅 | 40.9万/坪 (31.5年/49.9坪) | 93.8万/坪 (14.5年/209坪) | 74.6万/坪 (17.3年/98.6坪) |
| 泊駅 | 192万/坪 (0.5年/51.4坪) | 77.4万/坪 (10.0年/70.3坪) | 76.5万/坪 (22.0年/207坪) |
| 追分駅 | 89.4万/坪 (26.0年/64.5坪) | 103万/坪 (3.7年/52.4坪) | 95.9万/坪 (0.5年/59.5坪) |
| 小古曽駅 | - | 74.0万/坪 (0.5年/69.6坪) | 32.5万/坪 (36.5年/83.2坪) |
| 内部駅 | 83.5万/坪 (31.2年/97.6坪) | 122万/坪 (5.7年/53.9坪) | 70.6万/坪 (15.3年/134坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
泊駅 191.7 万/坪(昨年同期比 +147.8 ％)
泊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +147.8％( +114.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 10.0年から -95.0 ％減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 70.3 坪から -26.9 ％減)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 31.0 坪から -51.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 10.0 年 → 2023年 0.5 年、-95.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.0 分 → 2023年 5.0 分、-54.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
日永駅 80.5 万/坪(昨年同期比 -8.1 ％)
日永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.5万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -8.1％( -7.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 0.5年から +4962.5 ％増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 54.5 坪から +622.2 ％増)。平均建物面積は 118.0 坪 (昨年 30.3 坪から +290.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.0 分 → 2023年 9.0 分、-30.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 0.5 年 → 2023年 25.5 年、+4962.5 ％と大きく増加)
赤堀駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -77.6 ％)
赤堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -77.6％( -38.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.5年(昨年 26.5年から +113.2 ％増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 49.9 坪から -54.5 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 41.6 坪から -56.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.5 年 → 2023年 56.5 年、+113.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.5 分 → 2023年 12.0 分、+380.0 ％と大きく増加)
南日永駅 40.9 万/坪(昨年同期比 -56.4 ％)
南日永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -56.4％( -52.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 14.5年から +117.2 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 208.7 坪から -76.1 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 129.3 坪から -75.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 14.5 年 → 2023年 31.5 年、+117.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示