【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の三岐鉄道三岐線 (近鉄富田駅～西藤原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.6％( -10.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -69.8％( -67件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 21.9年から +24.2 ％増)。平均土地面積は 85.3 坪 (昨年 84.2 坪から +1.4 ％増)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 41.1 坪から -9.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。大矢知駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平津駅で昨年に比べ +133.4 ％、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 2 駅(平津駅、大矢知駅)は +79.3 ％(坪単価 +44.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伊勢治田駅、梅戸井駅)は -66.7 ％(坪単価 -12.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.4 分 → 2024年 17.1 分、-11.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 ％ → 2024年 3.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.5 ％ → 2024年 32.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 27.2 年、+24.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.1 ％ → 2024年 40.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.7 ％ → 2024年 24.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +133.4％( +71.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.3％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 三岐鉄道三岐線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄富田駅 | 46.1万/坪 (30.2年/117坪) | 72.7万/坪 (25.7年/54.7坪) | 69.7万/坪 (24.2年/72.7坪) |
| 大矢知駅 | 82.9万/坪 (11.8年/88.3坪) | 66.2万/坪 (21.8年/63.4坪) | 66.1万/坪 (26.5年/110坪) |
| 平津駅 | 125万/坪 (1.0年/54.5坪) | 53.7万/坪 (20.9年/48.0坪) | 107万/坪 (30.6年/67.2坪) |
| 暁学園前駅 | 26.0万/坪 (37.7年/93.2坪) | 56.6万/坪 (25.2年/70.0坪) | 48.6万/坪 (27.3年/94.0坪) |
| 山城駅 | - | 65.1万/坪 (20.8年/64.6坪) | 58.2万/坪 (23.6年/97.4坪) |
| 保々駅 | 36.0万/坪 (27.4年/70.1坪) | 38.2万/坪 (21.7年/61.4坪) | 24.7万/坪 (35.7年/121坪) |
| 北勢中央公園口駅 | 21.3万/坪 (28.3年/69.6坪) | 25.8万/坪 (28.7年/70.6坪) | 96.2万/坪 (0.4年/69.6坪) |
| 梅戸井駅 | 14.0万/坪 (69.0年/15.9坪) | 31.3万/坪 (33.3年/212坪) | 45.9万/坪 (33.0年/103坪) |
| 大安駅 | - | 56.9万/坪 (19.1年/75.6坪) | 36.4万/坪 (17.8年/89.2坪) |
| 三里駅 | 53.7万/坪 (23.1年/60.5坪) | 79.5万/坪 (1.7年/139坪) | 73.2万/坪 (1.3年/61.3坪) |
| 丹生川駅 | - | - | 3.3万/坪 (0年/197坪) |
| 伊勢治田駅 | 2.2万/坪 (53.0年/166坪) | 10.2万/坪 (0年/142坪) | 5.8万/坪 (28.0年/81.7坪) |
| 東藤原駅 | - | - | - |
| 西野尻駅 | - | - | - |
| 西藤原駅 | - | 2.5万/坪 (34.4年/176坪) | 19.8万/坪 (0年/424坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平津駅 125.3 万/坪(昨年同期比 +133.4 ％)
平津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +133.4％( +71.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 20.9年から -95.2 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 48.0 坪から +13.4 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 32.9 坪から -12.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.9 年 → 2024年 1.0 年、-95.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.8 分 → 2024年 6.0 分、-31.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
大矢知駅 82.9 万/坪(昨年同期比 +25.2 ％)
大矢知駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.9万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.2％( +16.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 21.8年から -45.7 ％減)。平均土地面積は 88.3 坪 (昨年 63.4 坪から +39.3 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 36.6 坪から -5.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.8 年 → 2024年 11.8 年、-45.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 60.0 ％)
伊勢治田駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -78.3 ％)
伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -78.3％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 142.2 坪から +17.0 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 393.3 坪から -95.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 30.0 分、+215.8 ％と大きく増加)
梅戸井駅 14.0 万/坪(昨年同期比 -55.1 ％)
梅戸井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -55.1％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 69.0年(昨年 33.3年から +107.2 ％増)。平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 212.3 坪から -92.5 ％減)。平均建物面積は 6.1 坪 (昨年 55.2 坪から -89.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.3 分 → 2024年 13.0 分、-46.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.3 年 → 2024年 69.0 年、+107.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示