【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の九州新幹線 (出水駅～鹿児島中央駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +27.8％( +8.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 93.7 坪 (昨年 90.2 坪から +3.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。川内駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは出水駅で昨年に比べ +340.8 ％、坪単価は 12.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(出水駅)は +340.8 ％(坪単価 +9.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿児島中央駅)は +0.3 ％(坪単価 +0.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 36.4 分 → 2021年 30.8 分、-15.3 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 ％ → 2021年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿児島中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +0.3％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 35 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +19.9％( +1.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -64.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 九州新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出水駅 | 12.6万/坪 (239坪) | 2.8万/坪 (157坪) | 5.5万/坪 (134坪) |
| 川内駅 | 9.2万/坪 (209坪) | 7.6万/坪 (148坪) | 5.6万/坪 (163坪) |
| 鹿児島中央駅 | 43.7万/坪 (73.2坪) | 43.6万/坪 (56.7坪) | 41.8万/坪 (61.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
出水駅 12.6 万/坪(昨年同期比 +340.8 ％)
出水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +340.8％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 239.0 坪 (昨年 157.3 坪から +51.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 17.0 分 → 2021年 15.0 分、-11.8 ％と減少)
鹿児島中央駅 43.7 万/坪(昨年同期比 +0.3 ％)
鹿児島中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +0.3％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 35 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.2 坪 (昨年 56.7 坪から +29.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 40.8 分 → 2021年 33.4 分、-18.1 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 ％ → 2021年 2.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示