【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の東海道新幹線 (熱海駅~浜松駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -0.2%( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1157 件(1年前(2022年)に比べて -4.3%( -52件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 100.8 坪から -12.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熱海駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱海駅で昨年に比べ +52.3 %、坪単価は 31.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(熱海駅)は +52.3 %(坪単価 +10.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(掛川駅)は -6.9 %(坪単価 -1.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 0.3 % → 2023年 0.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった静岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -0.5%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 302 件(1年前(2022年)に比べて -0.3%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった掛川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -6.9%( -1.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 112 件(前年比変わらず)。
東海道新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 31.4万/坪 (103坪) | 20.6万/坪 (117坪) | 12.7万/坪 (130坪) |
三島駅 | 37.1万/坪 (99.5坪) | 33.0万/坪 (96.9坪) | 30.8万/坪 (85.5坪) |
静岡駅 | 48.1万/坪 (69.2坪) | 48.3万/坪 (78.5坪) | 47.0万/坪 (68.1坪) |
掛川駅 | 12.8万/坪 (98.5坪) | 13.8万/坪 (113坪) | 13.1万/坪 (103坪) |
浜松駅 | 24.2万/坪 (92.6坪) | 25.2万/坪 (110坪) | 22.2万/坪 (101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
熱海駅 31.4 万/坪(昨年同期比 +52.3 %)
熱海駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +52.3%( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2022年)に比べて +42.1%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 103.3 坪 (昨年 117.2 坪から -11.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 51.7 分 → 2023年 28.1 分、-45.7 %と大きく減少)
掛川駅 12.8 万/坪(昨年同期比 -6.9 %)
掛川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -6.9%( -1.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 112 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 98.5 坪 (昨年 112.7 坪から -12.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 42.7 分 → 2023年 34.7 分、-18.8 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示