【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR篠ノ井線 (塩尻駅～篠ノ井駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -4.7％( -0.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 80 件(１年前(2023年)に比べて +3.9％( +3件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 115.5 坪から -7.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。塩尻駅、南松本駅、稲荷山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは明科駅で昨年に比べ +214.3 ％、坪単価は 9.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(明科駅、南松本駅)は +132.7 ％(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(姨捨駅、平田駅)は -73.3 ％(坪単価 -8.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 3.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 2.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.0％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった姨捨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.5％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR篠ノ井線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 塩尻駅 | 12.0万/坪 (177坪) | 8.4万/坪 (201坪) | 12.3万/坪 (102坪) |
| 広丘駅 | 6.4万/坪 (89.2坪) | 10.5万/坪 (86.7坪) | 17.2万/坪 (73.8坪) |
| 村井駅 | 12.8万/坪 (158坪) | 13.2万/坪 (118坪) | 15.0万/坪 (80.2坪) |
| 平田駅 | 10.5万/坪 (85.6坪) | 19.8万/坪 (15.1坪) | 17.6万/坪 (117坪) |
| 南松本駅 | 23.6万/坪 (63.5坪) | 15.6万/坪 (160坪) | 16.5万/坪 (101坪) |
| 松本駅 | 15.3万/坪 (70.4坪) | 20.2万/坪 (95.4坪) | 20.6万/坪 (77.7坪) |
| 田沢駅 | - | 9.8万/坪 (135坪) | 9.6万/坪 (167坪) |
| 明科駅 | 9.7万/坪 (42.4坪) | 3.1万/坪 (96.8坪) | 0.5万/坪 (219坪) |
| 西条駅 | - | - | 0.09万/坪 (333坪) |
| 坂北駅 | - | - | - |
| 聖高原駅 | 2.5万/坪 (46.9坪) | 3.6万/坪 (55.2坪) | - |
| 冠着駅 | - | 0.16万/坪 (43.9坪) | - |
| 姨捨駅 | 0.03万/坪 (57.5坪) | 6.8万/坪 (278坪) | 1.3万/坪 (49.9坪) |
| 稲荷山駅 | 7.9万/坪 (60.5坪) | 5.5万/坪 (228坪) | 8.9万/坪 (9.1坪) |
| 篠ノ井駅 | 16.2万/坪 (106坪) | 16.4万/坪 (65.3坪) | 13.9万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
明科駅 9.7 万/坪(昨年同期比 +214.3 ％)
明科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +214.3％( +6.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 96.8 坪から -56.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.8 分 → 2024年 1.0 分、-96.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
南松本駅 23.6 万/坪(昨年同期比 +51.0 ％)
南松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +51.0％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 160.3 坪から -60.4 ％減)。
姨捨駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.5 ％)
姨捨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.5％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 278.3 坪から -79.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 26.0 分 → 2024年 30.0 分、+15.4 ％と増加)
平田駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -47.1 ％)
平田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -47.1％( -9.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 85.6 坪 (昨年 15.1 坪から +465.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示