【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR大糸線 (松本駅～北小谷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -1.8％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 102 件(１年前(2023年)に比べて -72.4％( -268件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 110.0 坪 (昨年 125.5 坪から -12.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。南豊科駅、豊科駅、柏矢町駅、穂高駅、飯森駅、白馬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは信濃木崎駅で昨年に比べ +209.3 ％、坪単価は 4.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(信濃木崎駅、一日市場駅)は +172.9 ％(坪単価 +6.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中萱駅、松本駅)は -43.9 ％(坪単価 -6.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.3 ％ → 2024年 1.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.1 ％ → 2024年 3.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一日市場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +136.4％( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北大町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +9.0％( +0.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大糸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松本駅 | 16.3万/坪 (75.8坪) | 22.4万/坪 (84.8坪) | 17.2万/坪 (92.2坪) |
| 北松本駅 | 17.2万/坪 (86.9坪) | 18.7万/坪 (91.0坪) | 18.4万/坪 (100坪) |
| 島内駅 | 10.5万/坪 (104坪) | 10.9万/坪 (76.9坪) | 12.2万/坪 (122坪) |
| 島高松駅 | 13.7万/坪 (82.7坪) | - | 18.2万/坪 (145坪) |
| 梓橋駅 | 10.9万/坪 (221坪) | 10.4万/坪 (127坪) | 6.7万/坪 (167坪) |
| 一日市場駅 | 18.6万/坪 (59.0坪) | 7.9万/坪 (157坪) | 11.4万/坪 (134坪) |
| 中萱駅 | 4.7万/坪 (160坪) | 11.9万/坪 (217坪) | 6.5万/坪 (87.9坪) |
| 南豊科駅 | 16.1万/坪 (83.7坪) | 10.6万/坪 (133坪) | 10.7万/坪 (113坪) |
| 豊科駅 | 15.2万/坪 (72.6坪) | 10.3万/坪 (132坪) | 12.8万/坪 (84.4坪) |
| 柏矢町駅 | 9.6万/坪 (147坪) | 7.1万/坪 (186坪) | 6.9万/坪 (194坪) |
| 穂高駅 | 9.9万/坪 (156坪) | 7.6万/坪 (120坪) | 6.1万/坪 (175坪) |
| 有明駅 | - | 3.2万/坪 (160坪) | 3.4万/坪 (146坪) |
| 安曇追分駅 | 3.4万/坪 (72.6坪) | 2.9万/坪 (178坪) | 2.8万/坪 (144坪) |
| 細野駅 | - | 5.3万/坪 (78.7坪) | 3.9万/坪 (224坪) |
| 北細野駅 | - | 4.6万/坪 (98.3坪) | 1.0万/坪 (121坪) |
| 信濃松川駅 | 3.2万/坪 (107坪) | 4.1万/坪 (128坪) | 3.7万/坪 (181坪) |
| 安曇沓掛駅 | - | - | - |
| 信濃常盤駅 | - | 3.4万/坪 (133坪) | 4.0万/坪 (53.7坪) |
| 南大町駅 | 2.0万/坪 (275坪) | - | 2.9万/坪 (30.3坪) |
| 信濃大町駅 | 3.2万/坪 (87.0坪) | 3.2万/坪 (118坪) | 3.8万/坪 (100.0坪) |
| 北大町駅 | 2.9万/坪 (40.8坪) | 2.7万/坪 (136坪) | 1.4万/坪 (218坪) |
| 信濃木崎駅 | 4.4万/坪 (90.8坪) | 1.4万/坪 (248坪) | 1.2万/坪 (175坪) |
| 稲尾駅 | - | - | - |
| 海ノ口駅 | - | - | - |
| 簗場駅 | - | - | 0.10万/坪 (303坪) |
| 南神城駅 | - | 1.7万/坪 (21.2坪) | 1.6万/坪 (136坪) |
| 神城駅 | - | 1.8万/坪 (198坪) | 5.6万/坪 (146坪) |
| 飯森駅 | 6.6万/坪 (148坪) | 4.6万/坪 (200坪) | 3.5万/坪 (152坪) |
| 白馬駅 | 13.2万/坪 (207坪) | 6.8万/坪 (163坪) | 4.4万/坪 (182坪) |
| 信濃森上駅 | - | - | 1.1万/坪 (336坪) |
| 白馬大池駅 | - | 2.8万/坪 (106坪) | 1.5万/坪 (303坪) |
| 千国駅 | - | - | - |
| 南小谷駅 | - | - | - |
| 中土駅 | - | - | 0.4万/坪 (54.5坪) |
| 北小谷駅 | - | - | 0.29万/坪 (59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
信濃木崎駅 4.4 万/坪(昨年同期比 +209.3 ％)
信濃木崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +209.3％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 248.4 坪から -63.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.2 分 → 2024年 23.0 分、-24.0 ％と大きく減少)
一日市場駅 18.6 万/坪(昨年同期比 +136.4 ％)
一日市場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +136.4％( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 157.4 坪から -62.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.2 分 → 2024年 8.0 分、-65.4 ％と大きく減少)
中萱駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -60.6 ％)
中萱駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -60.6％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 217.0 坪から -26.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.5 分 → 2024年 30.0 分、+140.0 ％と大きく増加)
松本駅 16.3 万/坪(昨年同期比 -27.2 ％)
松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.3万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -27.2％( -6.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -76.1％( -67件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 84.8 坪から -10.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 28.3 分 → 2024年 35.1 分、+24.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示