【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.1万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -1.8％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 84 件(１年前(2022年)に比べて -12.5％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 138.4 坪 (昨年 102.9 坪から +34.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅、ゆめみ野駅、石下駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大田郷駅で昨年に比べ +1038.3 ％、坪単価は 6.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(大田郷駅、南守谷駅)は +780.8 ％(坪単価 +11.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新取手駅、下館駅)は -57.2 ％(坪単価 -6.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 34.8 分 → 2023年 53.0 分、+52.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.3 ％ → 2023年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったゆめみ野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +81.8％( +9.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +259.6％( +0.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 17.7万/坪 (78.7坪) | 14.6万/坪 (55.2坪) | 12.5万/坪 (69.8坪) |
| 西取手駅 | - | - | - |
| 寺原駅 | - | 6.7万/坪 (138坪) | - |
| 新取手駅 | 4.0万/坪 (151坪) | 15.2万/坪 (99.2坪) | - |
| ゆめみ野駅 | 21.4万/坪 (65.0坪) | 11.8万/坪 (78.7坪) | 15.7万/坪 (63.5坪) |
| 稲戸井駅 | - | 14.7万/坪 (141坪) | 4.4万/坪 (250坪) |
| 戸頭駅 | - | 11.2万/坪 (89.2坪) | 31.5万/坪 (63.5坪) |
| 南守谷駅 | 20.6万/坪 (125坪) | 3.3万/坪 (75.6坪) | 12.5万/坪 (90.8坪) |
| 守谷駅 | 13.5万/坪 (151坪) | 16.8万/坪 (85.5坪) | 15.3万/坪 (110坪) |
| 新守谷駅 | 15.4万/坪 (132坪) | 20.1万/坪 (90.4坪) | 15.8万/坪 (80.9坪) |
| 小絹駅 | 15.0万/坪 (172坪) | 19.3万/坪 (63.8坪) | 3.2万/坪 (169坪) |
| 水海道駅 | 2.8万/坪 (71.8坪) | 4.7万/坪 (35.5坪) | 5.6万/坪 (123坪) |
| 北水海道駅 | - | 4.3万/坪 (230坪) | 4.6万/坪 (96.8坪) |
| 中妻駅 | 3.0万/坪 (130坪) | - | 0.4万/坪 (36.3坪) |
| 三妻駅 | - | 0.5万/坪 (22.7坪) | - |
| 南石下駅 | - | 8.0万/坪 (56.0坪) | 4.5万/坪 (84.7坪) |
| 石下駅 | 5.0万/坪 (274坪) | 2.7万/坪 (49.2坪) | 5.1万/坪 (78.7坪) |
| 玉村駅 | - | 0.8万/坪 (121坪) | - |
| 宗道駅 | - | 1.5万/坪 (92.8坪) | 1.6万/坪 (104坪) |
| 下妻駅 | 3.9万/坪 (90.9坪) | 4.6万/坪 (103坪) | 1.9万/坪 (204坪) |
| 大宝駅 | - | - | 4.5万/坪 (127坪) |
| 騰波ノ江駅 | 0.3万/坪 (299坪) | - | - |
| 黒子駅 | 1.0万/坪 (272坪) | 0.29万/坪 (384坪) | 0.8万/坪 (199坪) |
| 大田郷駅 | 6.0万/坪 (93.8坪) | 0.5万/坪 (191坪) | 3.1万/坪 (148坪) |
| 下館駅 | 3.2万/坪 (174坪) | 5.3万/坪 (172坪) | 4.8万/坪 (164坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大田郷駅 6.0 万/坪(昨年同期比 +1038.3 ％)
大田郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +1038.3％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 190.6 坪から -50.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.5 分 → 2023年 4.0 分、-79.5 ％と大きく減少)
南守谷駅 20.6 万/坪(昨年同期比 +523.4 ％)
南守谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +523.4％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.8 坪 (昨年 75.6 坪から +65.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 60.0 分 → 2023年 12.8 分、-78.7 ％と大きく減少)
新取手駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -73.9 ％)
新取手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -73.9％( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 99.2 坪から +52.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.0 分 → 2023年 10.0 分、+11.1 ％と増加)
下館駅 3.2 万/坪(昨年同期比 -40.5 ％)
下館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -40.5％( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +120.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 173.8 坪 (昨年 171.7 坪から +1.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 36.4 分 → 2023年 44.4 分、+21.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示