【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の関東鉄道常総線 (取手駅～下館駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -9.2％( -0.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 105 件(１年前(2022年)に比べて +10.5％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 145.0 坪 (昨年 106.4 坪から +36.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。ゆめみ野駅、水海道駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲戸井駅で昨年に比べ +225.2 ％、坪単価は 16.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(稲戸井駅、下妻駅)は +194.9 ％(坪単価 +8.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(石下駅、新守谷駅)は -73.3 ％(坪単価 -12.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.2 ％ → 2023年 3.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 40.9 分 → 2023年 65.2 分、+59.3 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったゆめみ野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +59.3％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -54.8％( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2022年)に比べて +172.7％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 関東鉄道常総線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 取手駅 | 11.7万/坪 (92.3坪) | 18.1万/坪 (59.6坪) | 8.2万/坪 (144坪) |
| 西取手駅 | - | 3.6万/坪 (68.1坪) | 12.1万/坪 (45.4坪) |
| 寺原駅 | 9.3万/坪 (184坪) | 10.0万/坪 (49.9坪) | 6.3万/坪 (63.5坪) |
| 新取手駅 | 11.5万/坪 (49.2坪) | - | 8.4万/坪 (110坪) |
| ゆめみ野駅 | 20.1万/坪 (149坪) | 12.6万/坪 (89.2坪) | 13.6万/坪 (113坪) |
| 稲戸井駅 | 16.7万/坪 (50.7坪) | 5.1万/坪 (136坪) | 2.4万/坪 (40.8坪) |
| 戸頭駅 | - | 22.5万/坪 (86.7坪) | 5.1万/坪 (454坪) |
| 南守谷駅 | 10.8万/坪 (72.1坪) | 5.1万/坪 (46.9坪) | 20.3万/坪 (93.0坪) |
| 守谷駅 | 13.8万/坪 (139坪) | 14.9万/坪 (93.1坪) | 21.4万/坪 (128坪) |
| 新守谷駅 | 7.9万/坪 (116坪) | 25.5万/坪 (122坪) | 11.8万/坪 (109坪) |
| 小絹駅 | - | 16.6万/坪 (113坪) | 1.5万/坪 (115坪) |
| 水海道駅 | 3.2万/坪 (103坪) | 2.6万/坪 (67.6坪) | 2.3万/坪 (40.8坪) |
| 北水海道駅 | - | - | - |
| 中妻駅 | - | 5.0万/坪 (72.6坪) | - |
| 三妻駅 | - | - | - |
| 南石下駅 | - | - | 0.9万/坪 (166坪) |
| 石下駅 | 2.4万/坪 (297坪) | 10.5万/坪 (66.0坪) | 5.1万/坪 (227坪) |
| 玉村駅 | - | - | - |
| 宗道駅 | 3.2万/坪 (110坪) | 3.0万/坪 (61.5坪) | - |
| 下妻駅 | 7.3万/坪 (59.0坪) | 2.8万/坪 (145坪) | 2.7万/坪 (164坪) |
| 大宝駅 | - | 0.3万/坪 (146坪) | 1.2万/坪 (162坪) |
| 騰波ノ江駅 | 2.1万/坪 (163坪) | - | 2.0万/坪 (254坪) |
| 黒子駅 | - | 0.11万/坪 (281坪) | 1.5万/坪 (141坪) |
| 大田郷駅 | 4.5万/坪 (124坪) | 7.5万/坪 (128坪) | 2.6万/坪 (216坪) |
| 下館駅 | 2.0万/坪 (172坪) | 4.5万/坪 (142坪) | 4.5万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲戸井駅 16.7 万/坪(昨年同期比 +225.2 ％)
稲戸井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +225.2％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 136.1 坪から -62.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.5 分 → 2023年 7.0 分、-26.3 ％と大きく減少)
下妻駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +164.5 ％)
下妻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +164.5％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 144.8 坪から -59.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 54.9 分 → 2023年 13.0 分、-76.3 ％と大きく減少)
石下駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -77.5 ％)
石下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -77.5％( -8.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 296.8 坪 (昨年 66.0 坪から +349.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 1.7 分 → 2023年 40.0 分、+2300.0 ％と大きく増加)
新守谷駅 7.9 万/坪(昨年同期比 -69.0 ％)
新守谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -69.0％( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.5 坪 (昨年 122.0 坪から -4.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.3 分 → 2023年 20.5 分、+43.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示