【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR湘南新宿ライン (武蔵小杉駅～大船駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +6.4％( +5.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2023年)に比べて -69.8％( -127件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.3 坪 (昨年 73.6 坪から -7.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武蔵小杉駅、新川崎駅、戸塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは戸塚駅で昨年に比べ +57.0 ％、坪単価は 84.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(戸塚駅、新川崎駅)は +55.5 ％(坪単価 +58.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横浜駅、保土ケ谷駅)は -40.3 ％(坪単価 -117.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 ％ → 2024年 1.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小杉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 362万円/坪(110万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +45.9％( +113.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった保土ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.2％( -12.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR湘南新宿ライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵小杉駅 | 362万/坪 (22.7坪) | 248万/坪 (25.7坪) | 292万/坪 (35.5坪) |
| 新川崎駅 | 243万/坪 (21.9坪) | 158万/坪 (26.0坪) | 131万/坪 (29.6坪) |
| 横浜駅 | 135万/坪 (42.0坪) | 358万/坪 (43.6坪) | 223万/坪 (97.1坪) |
| 保土ケ谷駅 | 56.6万/坪 (80.2坪) | 69.2万/坪 (62.4坪) | 58.6万/坪 (54.1坪) |
| 東戸塚駅 | 77.1万/坪 (52.4坪) | 65.7万/坪 (73.0坪) | 52.3万/坪 (60.4坪) |
| 戸塚駅 | 84.5万/坪 (90.3坪) | 53.8万/坪 (92.1坪) | 67.2万/坪 (75.3坪) |
| 大船駅 | 60.9万/坪 (70.6坪) | 70.1万/坪 (73.4坪) | 68.0万/坪 (93.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
戸塚駅 84.5 万/坪(昨年同期比 +57.0 ％)
戸塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.5万円/坪(25.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +57.0％( +30.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.3 坪 (昨年 92.1 坪から -1.9 ％減)。
新川崎駅 243.4 万/坪(昨年同期比 +53.9 ％)
新川崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 243万円/坪(73.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +53.9％( +85.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 26.0 坪から -15.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.3 分 → 2024年 7.0 分、-54.3 ％と大きく減少)
横浜駅 134.8 万/坪(昨年同期比 -62.4 ％)
横浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -62.4％( -223.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 43.6 坪から -3.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.8 分 → 2024年 14.4 分、+12.2 ％と増加)
保土ケ谷駅 56.6 万/坪(昨年同期比 -18.2 ％)
保土ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.2％( -12.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 62.4 坪から +28.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.3 分 → 2024年 13.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示