【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の小田急江ノ島線 (相模大野駅～片瀬江ノ島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +20.7％( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 107 件(１年前(2022年)に比べて +23.0％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 68.0 坪 (昨年 74.5 坪から -8.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。相模大野駅、南林間駅、桜ケ丘駅、高座渋谷駅、長後駅、藤沢本町駅、鵠沼海岸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴間駅で昨年に比べ +134.7 ％、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴間駅、鵠沼海岸駅)は +109.3 ％(坪単価 +71.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六会日大前駅、大和駅)は -23.4 ％(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.3 ％ → 2023年 3.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.0 ％ → 2023年 7.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鵠沼海岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +83.8％( +72.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六会日大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -37.0％( -32.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小田急江ノ島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 相模大野駅 | 98.5万/坪 (56.0坪) | 58.2万/坪 (74.1坪) | 65.3万/坪 (58.3坪) |
| 東林間駅 | 96.8万/坪 (46.3坪) | 104万/坪 (49.6坪) | 61.6万/坪 (70.9坪) |
| 中央林間駅 | 66.1万/坪 (24.2坪) | 73.0万/坪 (72.6坪) | 102万/坪 (42.4坪) |
| 南林間駅 | 76.2万/坪 (61.3坪) | 62.0万/坪 (126坪) | 61.8万/坪 (125坪) |
| 鶴間駅 | 123万/坪 (99.3坪) | 52.4万/坪 (36.3坪) | 49.1万/坪 (43.7坪) |
| 大和駅 | 94.5万/坪 (42.4坪) | 105万/坪 (38.9坪) | 113万/坪 (226坪) |
| 桜ケ丘駅 | 64.9万/坪 (39.8坪) | 49.2万/坪 (42.9坪) | 50.6万/坪 (133坪) |
| 高座渋谷駅 | 125万/坪 (70.3坪) | 77.2万/坪 (36.8坪) | 50.3万/坪 (78.9坪) |
| 長後駅 | 63.5万/坪 (74.8坪) | 42.7万/坪 (66.4坪) | 40.2万/坪 (68.3坪) |
| 湘南台駅 | 71.9万/坪 (67.4坪) | 61.9万/坪 (76.9坪) | 69.0万/坪 (75.2坪) |
| 六会日大前駅 | 55.5万/坪 (158坪) | 88.2万/坪 (36.3坪) | 50.9万/坪 (130坪) |
| 善行駅 | - | 70.7万/坪 (69.1坪) | 53.5万/坪 (43.0坪) |
| 藤沢本町駅 | 86.4万/坪 (105坪) | 60.0万/坪 (72.1坪) | 83.9万/坪 (46.9坪) |
| 藤沢駅 | 110万/坪 (69.4坪) | 115万/坪 (99.6坪) | 72.1万/坪 (40.8坪) |
| 本鵠沼駅 | 118万/坪 (50.3坪) | 102万/坪 (52.9坪) | 97.2万/坪 (51.4坪) |
| 鵠沼海岸駅 | 160万/坪 (42.9坪) | 87.1万/坪 (46.9坪) | 85.5万/坪 (38.1坪) |
| 片瀬江ノ島駅 | - | 123万/坪 (90.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴間駅 123.1 万/坪(昨年同期比 +134.7 ％)
鶴間駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +134.7％( +70.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.3 坪 (昨年 36.3 坪から +173.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.2 分 → 2023年 2.0 分、-86.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
鵠沼海岸駅 160.0 万/坪(昨年同期比 +83.8 ％)
鵠沼海岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +83.8％( +72.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 46.9 坪から -8.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.5 分 → 2023年 4.0 分、-61.9 ％と大きく減少)
六会日大前駅 55.5 万/坪(昨年同期比 -37.0 ％)
六会日大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -37.0％( -32.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 157.7 坪 (昨年 36.3 坪から +334.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 17.8 分、+78.0 ％と大きく増加)
大和駅 94.5 万/坪(昨年同期比 -9.7 ％)
大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -9.7％( -10.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 38.9 坪から +8.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.2 分 → 2023年 9.9 分、+19.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示