【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の東急田園都市線 (二子新地駅～中央林間駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.8％( +5.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 57 件(１年前(2023年)に比べて -62.3％( -94件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.4 坪 (昨年 91.2 坪から -22.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梶が谷駅、市が尾駅、青葉台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは溝の口駅で昨年に比べ +216.1 ％、坪単価は 369 万円/坪となった。
上位 2 駅(溝の口駅、市が尾駅)は +137.9 ％(坪単価 +150.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二子新地駅、あざみ野駅)は -62.7 ％(坪単価 -97.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.3 ％ → 2024年 1.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.0 ％ → 2024年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった溝の口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 369万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +216.1％( +252.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二子新地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -81.7％( -137.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急田園都市線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二子新地駅 | 30.7万/坪 (55.2坪) | 168万/坪 (69.6坪) | 184万/坪 (20.0坪) |
| 高津駅 | - | 124万/坪 (64.3坪) | 189万/坪 (34.0坪) |
| 溝の口駅 | 369万/坪 (78.7坪) | 117万/坪 (69.1坪) | - |
| 梶が谷駅 | 83.8万/坪 (105坪) | 67.4万/坪 (135坪) | 85.1万/坪 (92.8坪) |
| 宮崎台駅 | - | 67.1万/坪 (74.3坪) | 102万/坪 (93.9坪) |
| 宮前平駅 | 99.4万/坪 (127坪) | 117万/坪 (107坪) | 103万/坪 (51.7坪) |
| 鷺沼駅 | 123万/坪 (45.8坪) | 173万/坪 (42.6坪) | 123万/坪 (76.5坪) |
| たまプラーザ駅 | 123万/坪 (54.5坪) | 165万/坪 (98.7坪) | 127万/坪 (95.9坪) |
| あざみ野駅 | 73.6万/坪 (66.6坪) | 131万/坪 (121坪) | 71.1万/坪 (58.5坪) |
| 江田駅 | 93.6万/坪 (90.4坪) | 122万/坪 (89.7坪) | 109万/坪 (78.7坪) |
| 市が尾駅 | 131万/坪 (56.3坪) | 82.3万/坪 (115坪) | 92.7万/坪 (87.4坪) |
| 藤が丘駅 | - | 105万/坪 (69.9坪) | 55.1万/坪 (72.6坪) |
| 青葉台駅 | 119万/坪 (64.0坪) | 98.2万/坪 (59.6坪) | 120万/坪 (74.7坪) |
| 田奈駅 | 104万/坪 (81.7坪) | 98.9万/坪 (69.6坪) | 130万/坪 (83.2坪) |
| 長津田駅 | 96.2万/坪 (46.3坪) | 88.1万/坪 (148坪) | 97.6万/坪 (84.7坪) |
| つきみ野駅 | 73.8万/坪 (68.1坪) | 69.9万/坪 (97.8坪) | 74.3万/坪 (67.9坪) |
| 中央林間駅 | 109万/坪 (60.5坪) | 120万/坪 (54.3坪) | 93.0万/坪 (54.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
溝の口駅 368.7 万/坪(昨年同期比 +216.1 ％)
溝の口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 369万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +216.1％( +252.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 69.1 坪から +13.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.7 分 → 2024年 4.0 分、-87.4 ％と大きく減少)
市が尾駅 131.4 万/坪(昨年同期比 +59.7 ％)
市が尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +59.7％( +49.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.3 坪 (昨年 114.6 坪から -50.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.0 分 → 2024年 12.2 分、-35.8 ％と大きく減少)
二子新地駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -81.7 ％)
二子新地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -81.7％( -137.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 69.6 坪から -20.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.8 分 → 2024年 16.0 分、+82.9 ％と大きく増加)
あざみ野駅 73.6 万/坪(昨年同期比 -43.7 ％)
あざみ野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.7％( -57.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 120.6 坪から -44.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.0 分 → 2024年 30.0 分、+76.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示