【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅～八代駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -20.6％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 137 件(１年前(2022年)に比べて -11.6％( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 139.7 坪 (昨年 114.4 坪から +22.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。西里駅、宇土駅、小川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは玉名駅で昨年に比べ +170.1 ％、坪単価は 5.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(玉名駅、松橋駅)は +153.1 ％(坪単価 +4.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木葉駅、南荒尾駅)は -53.0 ％(坪単価 -5.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.2 ％ → 2023年 4.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.3 ％ → 2023年 0.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -12.2％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +8.3％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長洲駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -36.7％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR鹿児島本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 荒尾駅 | 6.2万/坪 (141坪) | 6.7万/坪 (129坪) | 5.7万/坪 (73.6坪) |
| 南荒尾駅 | 6.0万/坪 (133坪) | 12.8万/坪 (63.5坪) | 6.6万/坪 (106坪) |
| 長洲駅 | 2.2万/坪 (337坪) | 3.4万/坪 (99.8坪) | 2.2万/坪 (177坪) |
| 大野下駅 | - | 4.9万/坪 (75.6坪) | 3.4万/坪 (182坪) |
| 玉名駅 | 5.1万/坪 (171坪) | 1.9万/坪 (208坪) | 4.6万/坪 (174坪) |
| 肥後伊倉駅 | 3.3万/坪 (43.9坪) | 4.4万/坪 (141坪) | 2.6万/坪 (154坪) |
| 木葉駅 | 2.8万/坪 (207坪) | 6.0万/坪 (66.8坪) | 6.3万/坪 (172坪) |
| 田原坂駅 | - | - | - |
| 植木駅 | 5.3万/坪 (267坪) | 7.1万/坪 (122坪) | 5.4万/坪 (188坪) |
| 西里駅 | 19.1万/坪 (53.7坪) | 15.9万/坪 (40.8坪) | 8.6万/坪 (133坪) |
| 崇城大学前駅 | 5.4万/坪 (139坪) | 11.3万/坪 (57.5坪) | 7.2万/坪 (59.7坪) |
| 上熊本駅 | 26.8万/坪 (34.6坪) | 45.5万/坪 (115坪) | 21.9万/坪 (107坪) |
| 熊本駅 | 30.4万/坪 (73.4坪) | 34.6万/坪 (70.5坪) | 24.5万/坪 (114坪) |
| 西熊本駅 | 15.4万/坪 (115坪) | 16.0万/坪 (101坪) | 13.1万/坪 (99.4坪) |
| 川尻駅 | 13.0万/坪 (183坪) | 15.2万/坪 (120坪) | 9.8万/坪 (38.6坪) |
| 富合駅 | 11.4万/坪 (95.3坪) | 12.5万/坪 (63.9坪) | 10.2万/坪 (71.3坪) |
| 宇土駅 | 11.5万/坪 (166坪) | 7.5万/坪 (146坪) | 9.6万/坪 (124坪) |
| 松橋駅 | 11.2万/坪 (59.0坪) | 4.8万/坪 (184坪) | 5.4万/坪 (123坪) |
| 小川駅 | 5.3万/坪 (120坪) | 2.9万/坪 (321坪) | 4.3万/坪 (117坪) |
| 有佐駅 | 4.0万/坪 (158坪) | 3.5万/坪 (80.9坪) | 3.2万/坪 (105坪) |
| 千丁駅 | 2.6万/坪 (115坪) | 4.3万/坪 (159坪) | - |
| 新八代駅 | 6.6万/坪 (282坪) | 5.9万/坪 (73.8坪) | 7.7万/坪 (160坪) |
| 八代駅 | 5.5万/坪 (126坪) | 6.7万/坪 (114坪) | 7.4万/坪 (72.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
玉名駅 5.1 万/坪(昨年同期比 +170.1 ％)
玉名駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +170.1％( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 171.4 坪 (昨年 208.0 坪から -17.6 ％減)。
松橋駅 11.2 万/坪(昨年同期比 +136.0 ％)
松橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +136.0％( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 183.9 坪から -67.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 65.0 分 → 2023年 22.3 分、-65.6 ％と大きく減少)
木葉駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -53.1 ％)
木葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -53.1％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 206.9 坪 (昨年 66.8 坪から +209.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 48.0 分 → 2023年 21.8 分、-54.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 20.0 ％)
南荒尾駅 6.0 万/坪(昨年同期比 -52.9 ％)
南荒尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -52.9％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 63.5 坪から +109.5 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示