【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅~八代駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +29.8%( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 148 件(1年前(2021年)に比べて +3.5%( +5件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.8 坪 (昨年 124.5 坪から +0.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大野下駅、植木駅、上熊本駅、熊本駅、西熊本駅、松橋駅、有佐駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南荒尾駅で昨年に比べ +191.1 %、坪単価は 9.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(南荒尾駅、西熊本駅)は +142.0 %(坪単価 +7.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千丁駅、長洲駅)は -42.6 %(坪単価 -2.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 36.2 分 → 2022年 32.3 分、-10.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.4 % → 2022年 4.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +60.1%( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千丁駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -49.2%( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
荒尾駅 | 4.5万/坪 (127坪) | 5.9万/坪 (94.5坪) | 7.4万/坪 (79.4坪) |
南荒尾駅 | 9.5万/坪 (135坪) | 3.3万/坪 (127坪) | 3.5万/坪 (333坪) |
長洲駅 | 3.6万/坪 (79.1坪) | 5.6万/坪 (178坪) | - |
大野下駅 | 4.4万/坪 (239坪) | 3.3万/坪 (93.8坪) | - |
玉名駅 | 5.6万/坪 (67.1坪) | 6.2万/坪 (101坪) | 5.0万/坪 (82.5坪) |
肥後伊倉駅 | - | 2.3万/坪 (182坪) | 1.2万/坪 (31.8坪) |
木葉駅 | - | 5.2万/坪 (37.8坪) | 10.1万/坪 (295坪) |
田原坂駅 | - | - | - |
植木駅 | 7.8万/坪 (144坪) | 5.8万/坪 (135坪) | 3.3万/坪 (192坪) |
西里駅 | 12.2万/坪 (69.6坪) | 10.9万/坪 (151坪) | 6.5万/坪 (171坪) |
崇城大学前駅 | 15.8万/坪 (87.7坪) | - | 6.8万/坪 (49.9坪) |
上熊本駅 | 35.8万/坪 (131坪) | 26.4万/坪 (101坪) | 34.9万/坪 (94.2坪) |
熊本駅 | 74.4万/坪 (85.0坪) | 46.5万/坪 (123坪) | 33.7万/坪 (106坪) |
西熊本駅 | 17.6万/坪 (138坪) | 9.1万/坪 (140坪) | 17.5万/坪 (115坪) |
川尻駅 | 9.7万/坪 (195坪) | 12.6万/坪 (44.9坪) | 12.0万/坪 (99.0坪) |
富合駅 | 10.8万/坪 (166坪) | 10.0万/坪 (90.4坪) | 10.6万/坪 (195坪) |
宇土駅 | 8.2万/坪 (120坪) | 7.3万/坪 (155坪) | 8.7万/坪 (136坪) |
松橋駅 | 8.3万/坪 (113坪) | 5.4万/坪 (117坪) | 7.0万/坪 (154坪) |
小川駅 | 3.6万/坪 (88.4坪) | 3.8万/坪 (248坪) | 5.3万/坪 (118坪) |
有佐駅 | 2.5万/坪 (218坪) | 1.5万/坪 (237坪) | 2.4万/坪 (159坪) |
千丁駅 | 2.3万/坪 (439坪) | 4.5万/坪 (102坪) | 4.6万/坪 (179坪) |
新八代駅 | 5.7万/坪 (219坪) | 7.1万/坪 (82.4坪) | 8.0万/坪 (72.6坪) |
八代駅 | 7.6万/坪 (104坪) | 7.2万/坪 (122坪) | 7.3万/坪 (127坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南荒尾駅 9.5 万/坪(昨年同期比 +191.1 %)
南荒尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +191.1%( +6.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 127.1 坪から +6.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 32.5 分 → 2022年 25.2 分、-22.3 %と大きく減少)
西熊本駅 17.6 万/坪(昨年同期比 +92.9 %)
西熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.6万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +92.9%( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 138.1 坪 (昨年 139.7 坪から -1.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 39.9 分 → 2022年 21.0 分、-47.3 %と大きく減少)
千丁駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -49.2 %)
千丁駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -49.2%( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 438.6 坪 (昨年 102.3 坪から +328.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.8 分 → 2022年 29.5 分、+98.9 %と大きく増加)
長洲駅 3.6 万/坪(昨年同期比 -36.1 %)
長洲駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -36.1%( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +600.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.1 坪 (昨年 178.5 坪から -55.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 24.6 分、+75.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示