【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅～八代駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -1.8％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 143 件(１年前(2020年)に比べて -14.9％( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 124.5 坪 (昨年 130.4 坪から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。玉名駅、肥後伊倉駅、植木駅、西里駅、熊本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは肥後伊倉駅で昨年に比べ +94.8 ％、坪単価は 2.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(肥後伊倉駅、植木駅)は +83.9 ％(坪単価 +1.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木葉駅、西熊本駅)は -48.2 ％(坪単価 -6.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 ％ → 2021年 1.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +37.7％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2020年)に比べて -26.9％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有佐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -38.6％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR鹿児島本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 荒尾駅 | 5.9万/坪 (94.5坪) | 7.4万/坪 (79.4坪) | 5.5万/坪 (72.6坪) |
| 南荒尾駅 | 3.3万/坪 (127坪) | 3.5万/坪 (333坪) | 6.3万/坪 (60.5坪) |
| 長洲駅 | 5.6万/坪 (178坪) | - | - |
| 大野下駅 | 3.3万/坪 (93.8坪) | - | 3.6万/坪 (91.9坪) |
| 玉名駅 | 6.2万/坪 (101坪) | 5.0万/坪 (82.5坪) | 6.6万/坪 (157坪) |
| 肥後伊倉駅 | 2.3万/坪 (182坪) | 1.2万/坪 (31.8坪) | 1.7万/坪 (116坪) |
| 木葉駅 | 5.2万/坪 (37.8坪) | 10.1万/坪 (295坪) | 2.4万/坪 (129坪) |
| 田原坂駅 | - | - | 1.0万/坪 (21.2坪) |
| 植木駅 | 5.8万/坪 (135坪) | 3.3万/坪 (192坪) | 5.6万/坪 (175坪) |
| 西里駅 | 10.9万/坪 (151坪) | 6.5万/坪 (171坪) | 3.2万/坪 (49.9坪) |
| 崇城大学前駅 | - | 6.8万/坪 (49.9坪) | - |
| 上熊本駅 | 26.4万/坪 (101坪) | 34.9万/坪 (94.2坪) | 22.0万/坪 (141坪) |
| 熊本駅 | 46.5万/坪 (123坪) | 33.7万/坪 (106坪) | 29.0万/坪 (95.2坪) |
| 西熊本駅 | 9.1万/坪 (140坪) | 17.5万/坪 (115坪) | 19.1万/坪 (68.8坪) |
| 川尻駅 | 12.6万/坪 (44.9坪) | 12.0万/坪 (99.0坪) | 10.3万/坪 (124坪) |
| 富合駅 | 10.0万/坪 (90.4坪) | 10.6万/坪 (195坪) | 7.1万/坪 (134坪) |
| 宇土駅 | 7.3万/坪 (155坪) | 8.7万/坪 (136坪) | 8.7万/坪 (83.4坪) |
| 松橋駅 | 5.4万/坪 (117坪) | 7.0万/坪 (154坪) | 5.3万/坪 (241坪) |
| 小川駅 | 3.8万/坪 (248坪) | 5.3万/坪 (118坪) | 7.1万/坪 (76.1坪) |
| 有佐駅 | 1.5万/坪 (237坪) | 2.4万/坪 (159坪) | 3.5万/坪 (136坪) |
| 千丁駅 | 4.5万/坪 (102坪) | 4.6万/坪 (179坪) | 4.4万/坪 (89.0坪) |
| 新八代駅 | 7.1万/坪 (82.4坪) | 8.0万/坪 (72.6坪) | 6.7万/坪 (115坪) |
| 八代駅 | 7.2万/坪 (122坪) | 7.3万/坪 (127坪) | 8.4万/坪 (108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
肥後伊倉駅 2.3 万/坪(昨年同期比 +94.8 ％)
肥後伊倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +94.8％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 31.8 坪から +471.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 90.0 分 → 2021年 26.5 分、-70.6 ％と大きく減少)
植木駅 5.8 万/坪(昨年同期比 +73.1 ％)
植木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +73.1％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 192.3 坪から -30.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 97.9 分 → 2021年 53.1 分、-45.8 ％と大きく減少)
木葉駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -48.5 ％)
木葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -48.5％( -4.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 294.9 坪から -87.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 24.7 分、+448.1 ％と大きく増加)
西熊本駅 9.1 万/坪(昨年同期比 -47.9 ％)
西熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -47.9％( -8.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -42.9％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 139.7 坪 (昨年 114.5 坪から +22.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.1 分 → 2021年 39.9 分、+98.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示