【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅~御代志駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +15.8%( +2.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 173 件(1年前(2019年)に比べて -12.6%( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 126.6 坪から -3.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。上熊本駅、堀川駅、新須屋駅、御代志駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは韓々坂駅で昨年に比べ +111.1 %、坪単価は 15.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(韓々坂駅、新須屋駅)は +90.4 %(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(打越駅、黒石駅)は -37.5 %(坪単価 -5.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.6 % → 2020年 13.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +39.4%( +9.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2019年)に比べて -26.9%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった打越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -52.7%( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
熊本電鉄菊池線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上熊本駅 | 34.5万/坪 (102坪) | 24.7万/坪 (113坪) | 24.1万/坪 (73.0坪) |
韓々坂駅 | 15.8万/坪 (72.6坪) | 7.5万/坪 (112坪) | - |
池田駅 | 11.5万/坪 (145坪) | 9.6万/坪 (72.6坪) | 15.3万/坪 (93.8坪) |
打越駅 | 7.0万/坪 (484坪) | 14.9万/坪 (66.6坪) | 24.8万/坪 (48.4坪) |
坪井川公園駅 | 15.6万/坪 (103坪) | - | - |
北熊本駅 | 7.6万/坪 (83.2坪) | 8.6万/坪 (108坪) | 14.8万/坪 (92.3坪) |
亀井駅 | 13.6万/坪 (130坪) | 14.2万/坪 (67.7坪) | 14.7万/坪 (88.5坪) |
八景水谷駅 | - | 9.0万/坪 (145坪) | 16.0万/坪 (86.2坪) |
堀川駅 | 15.9万/坪 (256坪) | 12.6万/坪 (108坪) | 17.6万/坪 (194坪) |
新須屋駅 | 15.5万/坪 (136坪) | 9.1万/坪 (175坪) | 11.5万/坪 (154坪) |
須屋駅 | 17.7万/坪 (134坪) | 18.9万/坪 (64.5坪) | 19.2万/坪 (68.1坪) |
三ツ石駅 | 13.2万/坪 (121坪) | 15.4万/坪 (94.0坪) | 13.7万/坪 (102坪) |
黒石駅 | 12.4万/坪 (172坪) | 16.0万/坪 (104坪) | 12.0万/坪 (109坪) |
熊本高専前駅 | 3.0万/坪 (99.8坪) | - | - |
再春医療センター前駅 | - | - | 14.2万/坪 (60.5坪) |
御代志駅 | 9.6万/坪 (116坪) | 6.3万/坪 (164坪) | 5.7万/坪 (117坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
韓々坂駅 15.8 万/坪(昨年同期比 +111.1 %)
韓々坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +111.1%( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 111.9 坪から -35.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.0 分 → 2020年 5.0 分、-44.4 %と大きく減少)
新須屋駅 15.5 万/坪(昨年同期比 +69.7 %)
新須屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +69.7%( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて -55.0%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 175.1 坪から -22.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.0 % → 2020年 44.4 %)
打越駅 7.0 万/坪(昨年同期比 -52.7 %)
打越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -52.7%( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 66.6 坪から +627.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.4 分 → 2020年 10.0 分、+56.2 %と大きく増加)
黒石駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -22.3 %)
黒石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -22.3%( -3.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -30.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 171.6 坪 (昨年 103.9 坪から +65.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.1 分 → 2020年 19.0 分、+25.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示