【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の都営新宿線 (新宿駅～篠崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 287万円/坪(86.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +48.6％( +94.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 103 件(１年前(2022年)に比べて -8.0％( -9件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 49.7 坪から +11.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。市ケ谷駅、森下駅、東大島駅、船堀駅、篠崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは森下駅で昨年に比べ +60.6 ％、坪単価は 554 万円/坪となった。
上位 2 駅(森下駅、市ケ谷駅)は +47.2 ％(坪単価 +197.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(曙橋駅、瑞江駅)は -10.9 ％(坪単価 -42.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.6 ％ → 2023年 19.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 740万円/坪(224万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +33.7％( +186.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一之江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -0.9％( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて -43.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 都営新宿線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 新宿三丁目駅 | - | - | - |
| 曙橋駅 | 469万/坪 (28.2坪) | 541万/坪 (49.9坪) | 347万/坪 (48.8坪) |
| 市ケ谷駅 | 740万/坪 (25.0坪) | 554万/坪 (12.1坪) | 1,335万/坪 (157坪) |
| 九段下駅 | 1,883万/坪 (44.9坪) | - | - |
| 神保町駅 | - | 737万/坪 (34.3坪) | 847万/坪 (20.7坪) |
| 小川町駅 | - | 1,044万/坪 (28.7坪) | - |
| 岩本町駅 | 1,091万/坪 (15.1坪) | - | 1,304万/坪 (28.4坪) |
| 馬喰横山駅 | 472万/坪 (21.2坪) | - | 1,052万/坪 (39.3坪) |
| 浜町駅 | - | - | - |
| 森下駅 | 554万/坪 (43.1坪) | 345万/坪 (23.7坪) | 385万/坪 (22.9坪) |
| 菊川駅 | 335万/坪 (43.9坪) | 353万/坪 (32.1坪) | 411万/坪 (46.9坪) |
| 住吉駅 | 288万/坪 (32.2坪) | 311万/坪 (30.4坪) | 302万/坪 (32.5坪) |
| 西大島駅 | 244万/坪 (114坪) | 265万/坪 (28.1坪) | 179万/坪 (24.2坪) |
| 大島駅 | 183万/坪 (40.6坪) | 160万/坪 (28.0坪) | 224万/坪 (22.3坪) |
| 東大島駅 | 181万/坪 (35.5坪) | 142万/坪 (26.5坪) | 234万/坪 (26.5坪) |
| 船堀駅 | 156万/坪 (93.1坪) | 125万/坪 (61.0坪) | 120万/坪 (53.9坪) |
| 一之江駅 | 104万/坪 (25.3坪) | 105万/坪 (46.6坪) | 105万/坪 (32.7坪) |
| 瑞江駅 | 136万/坪 (55.1坪) | 148万/坪 (84.3坪) | 138万/坪 (37.9坪) |
| 篠崎駅 | 145万/坪 (83.3坪) | 120万/坪 (41.1坪) | 131万/坪 (73.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
森下駅 553.6 万/坪(昨年同期比 +60.6 ％)
森下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 554万円/坪(167万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +60.6％( +208.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 23.7 坪から +81.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.7 分 → 2023年 4.5 分、+22.7 ％と大きく増加)
市ケ谷駅 740.2 万/坪(昨年同期比 +33.7 ％)
市ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 740万円/坪(224万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +33.7％( +186.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 12.1 坪から +106.2 ％増)。
曙橋駅 468.7 万/坪(昨年同期比 -13.4 ％)
曙橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 469万円/坪(142万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -13.4％( -72.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.2 坪 (昨年 49.9 坪から -43.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 5.3 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
瑞江駅 135.8 万/坪(昨年同期比 -8.4 ％)
瑞江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.4％( -12.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて -26.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.1 坪 (昨年 84.3 坪から -34.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.6 分 → 2023年 19.2 分、+65.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示