【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の東武東上本線 (池袋駅~成増駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +0.7%( +1.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2023年)に比べて -60.2%( -56件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.3 坪 (昨年 36.7 坪から +10.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。下板橋駅、大山駅、下赤塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下板橋駅で昨年に比べ +51.7 %、坪単価は 388 万円/坪となった。
上位 2 駅(下板橋駅、大山駅)は +40.9 %(坪単価 +96.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(池袋駅、成増駅)は -26.2 %(坪単価 -85.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 5.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.5 % → 2024年 16.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下板橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 388万円/坪(117万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +51.7%( +132.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東武練馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -20.3%( -29.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -72.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武東上本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
池袋駅 | 354万/坪 (43.4坪) | 484万/坪 (36.7坪) | 494万/坪 (40.7坪) |
北池袋駅 | 224万/坪 (40.1坪) | 278万/坪 (43.4坪) | 173万/坪 (43.6坪) |
下板橋駅 | 388万/坪 (43.9坪) | 255万/坪 (26.1坪) | 263万/坪 (54.5坪) |
大山駅 | 266万/坪 (39.1坪) | 205万/坪 (31.7坪) | 276万/坪 (29.5坪) |
中板橋駅 | 194万/坪 (76.2坪) | 237万/坪 (43.7坪) | 204万/坪 (46.3坪) |
ときわ台駅 | 133万/坪 (36.6坪) | 168万/坪 (44.6坪) | 174万/坪 (35.4坪) |
上板橋駅 | 189万/坪 (30.9坪) | 186万/坪 (42.4坪) | 145万/坪 (29.0坪) |
東武練馬駅 | 115万/坪 (16.6坪) | 144万/坪 (31.9坪) | 169万/坪 (51.0坪) |
下赤塚駅 | 157万/坪 (31.8坪) | 130万/坪 (31.8坪) | 115万/坪 (23.3坪) |
成増駅 | 120万/坪 (31.8坪) | 161万/坪 (33.5坪) | 178万/坪 (36.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下板橋駅 387.6 万/坪(昨年同期比 +51.7 %)
下板橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 388万円/坪(117万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +51.7%( +132.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 26.1 坪から +68.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.5 分 → 2024年 3.0 分、-45.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
大山駅 266.0 万/坪(昨年同期比 +30.1 %)
大山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 266万円/坪(80.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +30.1%( +61.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 31.7 坪から +23.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.6 分 → 2024年 7.4 分、-13.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 % → 2024年 28.6 %)
池袋駅 353.8 万/坪(昨年同期比 -26.9 %)
池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 354万円/坪(107万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -26.9%( -130.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 36.7 坪から +18.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.2 分 → 2024年 12.3 分、+49.5 %と大きく増加)
成増駅 119.6 万/坪(昨年同期比 -25.5 %)
成増駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -25.5%( -41.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -92.3%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 33.5 坪から -5.2 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示