この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の日暮里・舎人ライナー (日暮里駅~見沼代親水公園駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -12.8%( -18.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて +84.6%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 44.3 坪から +14.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。谷在家駅、舎人駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日暮里駅で昨年に比べ +124.8 %、坪単価は 575 万円/坪となった。
上位 2 駅(日暮里駅、舎人駅)は +82.1 %(坪単価 +173.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西日暮里駅、江北駅)は -46.6 %(坪単価 -315.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.8 分 → 2023年 8.5 分、-13.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 % → 2023年 20.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 575万円/坪(174万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +124.8%( +319.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった扇大橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.8万円/坪(21.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +16.7%( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
日暮里・舎人ライナー | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
日暮里駅 | 575万/坪 (34.8坪) | 256万/坪 (160坪) | 287万/坪 (22.7坪) |
西日暮里駅 | 106万/坪 (49.9坪) | 729万/坪 (59.0坪) | 251万/坪 (43.9坪) |
赤土小学校前駅 | 145万/坪 (29.2坪) | 132万/坪 (12.1坪) | 157万/坪 (230坪) |
熊野前駅 | 184万/坪 (21.2坪) | - | 77.8万/坪 (103坪) |
足立小台駅 | - | - | - |
扇大橋駅 | 71.8万/坪 (43.9坪) | 61.6万/坪 (43.9坪) | 74.5万/坪 (38.4坪) |
高野駅 | 92.3万/坪 (37.3坪) | - | - |
江北駅 | 98.0万/坪 (88.2坪) | 106万/坪 (43.9坪) | - |
西新井大師西駅 | 103万/坪 (124坪) | - | 78.2万/坪 (79.0坪) |
谷在家駅 | 110万/坪 (15.9坪) | 84.4万/坪 (18.9坪) | 78.5万/坪 (68.8坪) |
舎人公園駅 | - | - | 71.9万/坪 (28.7坪) |
舎人駅 | 95.0万/坪 (37.8坪) | 68.1万/坪 (33.8坪) | 74.0万/坪 (63.5坪) |
見沼代親水公園駅 | 82.6万/坪 (18.2坪) | 79.2万/坪 (37.1坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日暮里駅 574.9 万/坪(昨年同期比 +124.8 %)
日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 575万円/坪(174万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +124.8%( +319.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 160.3 坪から -78.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 4.0 分、-50.0 %と大きく減少)
舎人駅 95.0 万/坪(昨年同期比 +39.4 %)
舎人駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.0万円/坪(28.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +39.4%( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 33.8 坪から +11.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.0 分 → 2023年 5.0 分、-72.2 %と大きく減少)
西日暮里駅 106.2 万/坪(昨年同期比 -85.4 %)
西日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -85.4%( -622.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 59.0 坪から -15.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.0 分 → 2023年 3.0 分、-57.1 %と大きく減少)
江北駅 98.0 万/坪(昨年同期比 -7.7 %)
江北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.0万円/坪(29.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -7.7%( -8.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 43.9 坪から +101.1 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示