【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の上越新幹線 (越後湯沢駅~新潟駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +32.2%( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 72 件(1年前(2023年)に比べて -81.6%( -320件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.4 坪 (昨年 91.7 坪から -5.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。長岡駅、燕三条駅、新潟駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは燕三条駅で昨年に比べ +79.1 %、坪単価は 17.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(燕三条駅)は +79.1 %(坪単価 +7.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(越後湯沢駅)は -2.0 %(坪単価 -0.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 43.7 分 → 2024年 32.4 分、-26.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.3 % → 2024年 4.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.3万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +23.8%( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2023年)に比べて -78.1%( -146件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浦佐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +3.1%( +0.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
上越新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
越後湯沢駅 | 5.7万/坪 (144坪) | 5.8万/坪 (79.3坪) | 4.2万/坪 (112坪) |
浦佐駅 | 5.1万/坪 (236坪) | 4.9万/坪 (125坪) | 4.6万/坪 (137坪) |
長岡駅 | 16.1万/坪 (74.5坪) | 12.9万/坪 (91.7坪) | 14.4万/坪 (89.6坪) |
燕三条駅 | 17.8万/坪 (163坪) | 9.9万/坪 (222坪) | 12.2万/坪 (99.0坪) |
新潟駅 | 35.3万/坪 (77.0坪) | 28.5万/坪 (87.5坪) | 31.7万/坪 (78.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
燕三条駅 17.8 万/坪(昨年同期比 +79.1 %)
燕三条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.8万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +79.1%( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 222.3 坪から -26.5 %減)。
越後湯沢駅 5.7 万/坪(昨年同期比 -2.0 %)
越後湯沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -2.0%( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 144.2 坪 (昨年 79.3 坪から +81.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.8 分 → 2024年 7.7 分、-71.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示