【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅~金山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +47.5%( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -44.4%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 117.3 坪から -65.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。築地口駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは東海通駅で昨年に比べ -15.4 %、坪単価は 64.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(日比野駅)は +393.7 %(坪単価 +45.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東海通駅)は -15.4 %(坪単価 -11.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 40.0 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +3.7%( +4.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった築地口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -7.3%( -3.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市名港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋港駅 | - | - | - |
築地口駅 | 44.4万/坪 (35.5坪) | 47.9万/坪 (63.9坪) | 48.6万/坪 (117坪) |
港区役所駅 | - | 63.9万/坪 (45.4坪) | 44.6万/坪 (60.5坪) |
東海通駅 | 64.1万/坪 (71.8坪) | 75.8万/坪 (208坪) | 55.8万/坪 (96.8坪) |
六番町駅 | - | 41.3万/坪 (199坪) | 65.5万/坪 (46.1坪) |
日比野駅 | 57.6万/坪 (46.4坪) | 11.7万/坪 (39.8坪) | 32.3万/坪 (90.0坪) |
金山駅 | 124万/坪 (18.2坪) | 119万/坪 (40.8坪) | 119万/坪 (25.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日比野駅 57.6 万/坪(昨年同期比 +393.7 %)
日比野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.6万円/坪(17.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +393.7%( +45.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.4 坪 (昨年 39.8 坪から +16.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.7 分 → 2024年 10.3 分、+82.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 33.3 %)
東海通駅 64.1 万/坪(昨年同期比 -15.4 %)
東海通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -15.4%( -11.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 208.0 坪から -65.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.0 分 → 2024年 5.5 分、-50.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示