【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期の名古屋市名城線 (金山駅~西高蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +6.2%( +6.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(1年前(2019年)に比べて +48.6%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 71.7 坪 (昨年 72.2 坪から -0.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。東別院駅、上前津駅、志賀本通駅、茶屋ケ坂駅、西高蔵駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは志賀本通駅で昨年に比べ +53.8 %、坪単価は 69.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(志賀本通駅、上前津駅)は +47.0 %(坪単価 +54.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(自由ケ丘駅、平安通駅)は -46.4 %(坪単価 -37.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.4 % → 2020年 14.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.0 % → 2020年 18.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上前津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 293万円/坪(88.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +40.3%( +84.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった自由ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -53.8%( -40.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
名古屋市名城線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
金山駅 | - | 105万/坪 (59.0坪) | 179万/坪 (21.2坪) |
東別院駅 | 189万/坪 (56.5坪) | 149万/坪 (30.3坪) | 286万/坪 (56.0坪) |
上前津駅 | 293万/坪 (115坪) | 209万/坪 (38.3坪) | - |
矢場町駅 | 156万/坪 (72.6坪) | - | - |
栄駅 | - | - | 938万/坪 (93.8坪) |
久屋大通駅 | - | 413万/坪 (48.4坪) | 354万/坪 (194坪) |
名古屋城駅 | - | - | - |
名城公園駅 | 81.7万/坪 (61.3坪) | - | 80.0万/坪 (32.5坪) |
黒川駅 | 72.7万/坪 (37.5坪) | 69.5万/坪 (80.2坪) | 85.8万/坪 (49.2坪) |
志賀本通駅 | 69.8万/坪 (81.7坪) | 45.4万/坪 (90.2坪) | 61.2万/坪 (144坪) |
平安通駅 | 54.2万/坪 (59.0坪) | 89.0万/坪 (78.7坪) | 80.8万/坪 (27.2坪) |
大曽根駅 | 94.5万/坪 (41.3坪) | 117万/坪 (70.3坪) | 61.9万/坪 (53.8坪) |
ナゴヤドーム前矢田駅 | 75.6万/坪 (77.1坪) | - | 120万/坪 (175坪) |
砂田橋駅 | - | 85.3万/坪 (67.3坪) | - |
茶屋ケ坂駅 | 65.8万/坪 (61.7坪) | 49.9万/坪 (80.2坪) | 53.8万/坪 (68.1坪) |
自由ケ丘駅 | 34.4万/坪 (32.8坪) | 74.6万/坪 (46.4坪) | 77.1万/坪 (68.1坪) |
本山駅 | 135万/坪 (46.4坪) | 135万/坪 (81.7坪) | 150万/坪 (59.0坪) |
名古屋大学駅 | - | - | 82.1万/坪 (49.9坪) |
八事日赤駅 | 80.6万/坪 (48.4坪) | 71.9万/坪 (209坪) | 27.4万/坪 (160坪) |
八事駅 | 69.7万/坪 (84.7坪) | - | 66.1万/坪 (45.4坪) |
総合リハビリセンター駅 | 69.5万/坪 (212坪) | 65.4万/坪 (81.7坪) | 91.1万/坪 (56.0坪) |
瑞穂運動場東駅 | 72.2万/坪 (90.0坪) | 63.4万/坪 (92.3坪) | 66.9万/坪 (59.7坪) |
新瑞橋駅 | - | 74.4万/坪 (84.7坪) | 34.6万/坪 (25.7坪) |
妙音通駅 | - | 83.4万/坪 (31.8坪) | - |
堀田駅 | 54.0万/坪 (59.5坪) | - | 74.2万/坪 (32.5坪) |
熱田神宮伝馬町駅 | 96.6万/坪 (59.0坪) | - | - |
熱田神宮西駅 | 132万/坪 (28.7坪) | - | 56.7万/坪 (31.8坪) |
西高蔵駅 | 206万/坪 (13.6坪) | 150万/坪 (16.6坪) | 156万/坪 (16.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
志賀本通駅 69.8 万/坪(昨年同期比 +53.8 %)
志賀本通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.8万円/坪(21.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +53.8%( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 90.2 坪から -9.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.3 分 → 2020年 8.0 分、+50.0 %と大きく増加)
上前津駅 293.1 万/坪(昨年同期比 +40.3 %)
上前津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 293万円/坪(88.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +40.3%( +84.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 38.3 坪から +200.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 2.7 分 → 2020年 3.0 分、+12.5 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 33.3 %)
自由ケ丘駅 34.4 万/坪(昨年同期比 -53.8 %)
自由ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -53.8%( -40.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 32.8 坪 (昨年 46.4 坪から -29.3 %減)。
平安通駅 54.2 万/坪(昨年同期比 -39.0 %)
平安通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -39.0%( -34.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 78.7 坪から -25.0 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示