【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の伊予鉄郡中線 (松山市駅～郡中港駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -0.8％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 138 件(１年前(2021年)に比べて -9.8％( -15件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 95.2 坪から +3.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。土橋駅、松前駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは郡中港駅で昨年に比べ +260.6 ％、坪単価は 21.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(郡中港駅、土橋駅)は +138.6 ％(坪単価 +10.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(郡中駅、松山市駅)は -37.1 ％(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.3 ％ → 2022年 4.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.0 ％ → 2022年 10.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -19.6％( -17.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡中駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.7％( -7.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄郡中線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | 70.2万/坪 (136坪) | 87.3万/坪 (48.7坪) | 87.4万/坪 (70.6坪) |
| 土橋駅 | 33.9万/坪 (70.4坪) | 29.1万/坪 (67.5坪) | 27.5万/坪 (98.5坪) |
| 土居田駅 | 25.7万/坪 (87.9坪) | 26.2万/坪 (83.9坪) | 28.5万/坪 (115坪) |
| 余戸駅 | 23.1万/坪 (87.6坪) | 25.1万/坪 (86.1坪) | 27.0万/坪 (86.8坪) |
| 鎌田駅 | 21.8万/坪 (128坪) | 19.9万/坪 (158坪) | 17.9万/坪 (93.8坪) |
| 岡田駅 | 18.9万/坪 (80.5坪) | 17.4万/坪 (73.7坪) | 9.2万/坪 (213坪) |
| 古泉駅 | 18.1万/坪 (73.7坪) | 18.0万/坪 (88.5坪) | 14.0万/坪 (101坪) |
| 松前駅 | 20.4万/坪 (176坪) | 18.3万/坪 (75.9坪) | 18.8万/坪 (69.1坪) |
| 地蔵町駅 | 18.8万/坪 (74.3坪) | 20.4万/坪 (91.4坪) | 18.3万/坪 (73.6坪) |
| 新川駅 | 14.6万/坪 (99.5坪) | 15.5万/坪 (77.8坪) | 13.8万/坪 (73.6坪) |
| 郡中駅 | 5.9万/坪 (86.7坪) | 12.9万/坪 (67.8坪) | 9.5万/坪 (92.8坪) |
| 郡中港駅 | 21.7万/坪 (40.8坪) | 6.0万/坪 (299坪) | 16.7万/坪 (51.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
郡中港駅 21.7 万/坪(昨年同期比 +260.6 ％)
郡中港駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +260.6％( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 299.5 坪から -86.4 ％減)。
土橋駅 33.9 万/坪(昨年同期比 +16.6 ％)
土橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +16.6％( +4.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 70.4 坪 (昨年 67.5 坪から +4.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.4 分 → 2022年 7.7 分、-42.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 9.1 ％)
郡中駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -54.7 ％)
郡中駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -54.7％( -7.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.7 坪 (昨年 67.8 坪から +27.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
松山市駅 70.2 万/坪(昨年同期比 -19.6 ％)
松山市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -19.6％( -17.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 135.7 坪 (昨年 48.7 坪から +178.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示