【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅～横河原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.0万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -21.7％( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 56 件(１年前(2022年)に比べて -5.1％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 107.2 坪 (昨年 86.7 坪から +23.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。横河原駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは田窪駅で昨年に比べ -87.8 ％、坪単価は 1.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(北久米駅、福音寺駅)は +3.6 ％(坪単価 +0.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田窪駅、牛渕駅)は -64.9 ％(坪単価 -8.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 22.6 分 → 2023年 28.2 分、+24.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.2 ％ → 2023年 5.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった石手川公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -11.4％( -4.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田窪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -87.8％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄横河原線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | - | 109万/坪 (34.8坪) | 109万/坪 (34.8坪) |
| 石手川公園駅 | 38.1万/坪 (39.3坪) | 43.1万/坪 (33.3坪) | 48.9万/坪 (48.4坪) |
| いよ立花駅 | 19.3万/坪 (137坪) | 24.9万/坪 (97.3坪) | 18.8万/坪 (83.2坪) |
| 福音寺駅 | 30.8万/坪 (93.8坪) | 30.1万/坪 (40.3坪) | 25.3万/坪 (111坪) |
| 北久米駅 | 25.5万/坪 (83.9坪) | 24.3万/坪 (67.3坪) | 18.6万/坪 (48.8坪) |
| 久米駅 | 18.5万/坪 (48.4坪) | 23.1万/坪 (117坪) | 7.2万/坪 (114坪) |
| 鷹ノ子駅 | 19.5万/坪 (72.8坪) | 25.2万/坪 (80.2坪) | - |
| 平井駅 | 20.0万/坪 (121坪) | - | 14.6万/坪 (290坪) |
| 梅本駅 | - | - | 12.8万/坪 (157坪) |
| 牛渕団地前駅 | - | 10.3万/坪 (106坪) | 20.3万/坪 (49.2坪) |
| 牛渕駅 | 9.6万/坪 (363坪) | 16.6万/坪 (49.2坪) | 18.9万/坪 (63.5坪) |
| 田窪駅 | 1.4万/坪 (72.6坪) | 11.3万/坪 (191坪) | - |
| 見奈良駅 | 11.3万/坪 (134坪) | - | - |
| 愛大医学部南口駅 | - | - | 18.8万/坪 (46.1坪) |
| 横河原駅 | 10.4万/坪 (80.8坪) | 10.8万/坪 (86.6坪) | 11.2万/坪 (49.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北久米駅 25.5 万/坪(昨年同期比 +5.0 ％)
北久米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +5.0％( +1.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 67.3 坪から +24.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.2 分 → 2023年 22.5 分、+69.8 ％と大きく増加)
福音寺駅 30.8 万/坪(昨年同期比 +2.3 ％)
福音寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +2.3％( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 40.3 坪から +132.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.7 分 → 2023年 13.0 分、-11.4 ％と減少)
田窪駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -87.8 ％)
田窪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -87.8％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 190.6 坪から -61.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 6.5 分 → 2023年 2.0 分、-69.2 ％と大きく減少)
牛渕駅 9.6 万/坪(昨年同期比 -42.0 ％)
牛渕駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.0％( -7.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 49.2 坪から +638.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.0 分 → 2023年 8.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示