【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅～横河原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.2万円/坪(9.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +21.8％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 57 件(１年前(2022年)に比べて -1.7％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 77.7 坪 (昨年 80.3 坪から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。松山市駅、久米駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは見奈良駅で昨年に比べ +227.6 ％、坪単価は 33.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(見奈良駅、牛渕団地前駅)は +184.8 ％(坪単価 +14.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(石手川公園駅、横河原駅)は -56.6 ％(坪単価 -15.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 26.4 分 → 2023年 23.5 分、-10.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.3 ％ → 2023年 8.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松山市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +99.3％( +75.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.7％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄横河原線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | 152万/坪 (72.6坪) | 76.0万/坪 (30.3坪) | - |
| 石手川公園駅 | 13.7万/坪 (18.2坪) | 41.0万/坪 (59.0坪) | 16.2万/坪 (61.3坪) |
| いよ立花駅 | 29.7万/坪 (92.6坪) | 28.3万/坪 (70.0坪) | 23.9万/坪 (50.6坪) |
| 福音寺駅 | 29.3万/坪 (89.7坪) | 24.6万/坪 (46.9坪) | 30.2万/坪 (52.3坪) |
| 北久米駅 | 29.0万/坪 (61.6坪) | 25.8万/坪 (65.3坪) | 20.8万/坪 (102坪) |
| 久米駅 | 36.9万/坪 (61.6坪) | 26.9万/坪 (67.1坪) | 26.6万/坪 (124坪) |
| 鷹ノ子駅 | 22.4万/坪 (105坪) | 27.2万/坪 (81.7坪) | 23.4万/坪 (53.4坪) |
| 平井駅 | 10.7万/坪 (106坪) | - | - |
| 梅本駅 | 23.3万/坪 (84.7坪) | - | 23.3万/坪 (94.2坪) |
| 牛渕団地前駅 | 9.6万/坪 (96.8坪) | 4.0万/坪 (454坪) | - |
| 牛渕駅 | - | 7.9万/坪 (303坪) | - |
| 田窪駅 | 22.0万/坪 (77.1坪) | 10.2万/坪 (63.5坪) | 14.8万/坪 (78.7坪) |
| 見奈良駅 | 33.1万/坪 (45.4坪) | 10.1万/坪 (84.7坪) | - |
| 愛大医学部南口駅 | - | - | - |
| 横河原駅 | 3.1万/坪 (130坪) | 5.8万/坪 (97.8坪) | 4.2万/坪 (74.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
見奈良駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +227.6 ％)
見奈良駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +227.6％( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 84.7 坪から -46.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 4.5 分 → 2023年 4.0 分、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
牛渕団地前駅 9.6 万/坪(昨年同期比 +142.0 ％)
牛渕団地前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +142.0％( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 453.8 坪から -78.7 ％減)。
石手川公園駅 13.7 万/坪(昨年同期比 -66.5 ％)
石手川公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -66.5％( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 59.0 坪から -69.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.3 分 → 2023年 5.5 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
横河原駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -46.7 ％)
横河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.7％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 97.8 坪から +33.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 37.0 分 → 2023年 10.0 分、-73.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示