【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のアストラムライン (新白島駅～広域公園前駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -49.9％( -22.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2022年)に比べて -25.9％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 69.3 坪から +11.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。伴中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは伴中央駅で昨年に比べ +71.5 ％、坪単価は 6.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(伴中央駅、大原駅)は +43.5 ％(坪単価 +2.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安東駅、中筋駅)は -75.5 ％(坪単価 -46.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.3 分 → 2023年 28.1 分、+31.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.5 ％ → 2023年 10.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった祇園新橋北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -23.1％( -24.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伴中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +71.5％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| アストラムライン | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白島駅 | - | 171万/坪 (43.9坪) | - |
| 祇園新橋北駅 | 82.6万/坪 (36.3坪) | 107万/坪 (24.2坪) | 24.2万/坪 (78.7坪) |
| 西原駅 | - | - | 65.5万/坪 (48.0坪) |
| 中筋駅 | 20.2万/坪 (124坪) | 63.3万/坪 (37.3坪) | 66.9万/坪 (66.6坪) |
| 古市駅 | - | 53.4万/坪 (39.3坪) | 48.2万/坪 (41.8坪) |
| 大町駅 | - | 45.1万/坪 (66.6坪) | 55.1万/坪 (54.5坪) |
| 毘沙門台駅 | 38.8万/坪 (52.9坪) | 48.8万/坪 (31.8坪) | - |
| 安東駅 | 10.1万/坪 (69.6坪) | 58.9万/坪 (38.2坪) | - |
| 上安駅 | 8.9万/坪 (124坪) | 25.6万/坪 (49.5坪) | 31.6万/坪 (49.9坪) |
| 高取駅 | 28.1万/坪 (60.5坪) | - | - |
| 長楽寺駅 | 29.8万/坪 (60.5坪) | - | - |
| 伴駅 | 13.9万/坪 (87.7坪) | 33.1万/坪 (48.4坪) | 8.5万/坪 (106坪) |
| 大原駅 | 18.5万/坪 (81.0坪) | 16.0万/坪 (154坪) | 12.8万/坪 (101坪) |
| 伴中央駅 | 6.0万/坪 (85.5坪) | 3.5万/坪 (150坪) | 7.0万/坪 (103坪) |
| 大塚駅 | 32.2万/坪 (56.0坪) | 37.6万/坪 (66.6坪) | 34.7万/坪 (159坪) |
| 広域公園前駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伴中央駅 6.0 万/坪(昨年同期比 +71.5 ％)
伴中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +71.5％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 149.7 坪から -42.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 90.0 分 → 2023年 75.0 分、-16.7 ％と減少)
大原駅 18.5 万/坪(昨年同期比 +15.5 ％)
大原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.5万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +15.5％( +2.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.0 坪 (昨年 154.3 坪から -47.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.2 分 → 2023年 35.1 分、+326.0 ％と大きく増加)
安東駅 10.1 万/坪(昨年同期比 -82.9 ％)
安東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -82.9％( -48.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 38.2 坪から +82.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.8 分 → 2023年 30.0 分、+179.1 ％と大きく増加)
中筋駅 20.2 万/坪(昨年同期比 -68.2 ％)
中筋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -68.2％( -43.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 37.3 坪から +232.4 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示