【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR大船渡BRT線 (長部駅～栃ケ沢公園駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +22.9％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -65.0％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 102.9 坪から -27.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。陸前高田駅、小友駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは陸前高田駅で昨年に比べ +30.5 ％、坪単価は 8.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(陸前高田駅、小友駅)は +28.3 ％(坪単価 +1.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高田高校前駅、高田病院駅)は -12.3 ％(坪単価 -0.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 19.9 分、+41.8 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +10.6％( +0.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小友駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +26.0％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大船渡BRT線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長部駅 | - | - | - |
| 陸前今泉駅 | - | 5.0万/坪 (115坪) | 3.6万/坪 (65.8坪) |
| 奇跡の一本松駅 | - | - | - |
| 陸前高田駅 | 8.3万/坪 (50.7坪) | 6.4万/坪 (156坪) | 3.5万/坪 (208坪) |
| 高田高校前駅 | 3.7万/坪 (59.0坪) | 4.7万/坪 (56.7坪) | 4.3万/坪 (54.5坪) |
| 高田病院駅 | 7.6万/坪 (60.5坪) | 7.9万/坪 (63.5坪) | - |
| 脇ノ沢駅 | - | - | 3.1万/坪 (110坪) |
| 西下駅 | - | 4.0万/坪 (75.6坪) | - |
| 小友駅 | 3.1万/坪 (69.6坪) | 2.4万/坪 (70.0坪) | 1.7万/坪 (42.9坪) |
| 碁石海岸口駅 | - | 1.0万/坪 (99.8坪) | 1.9万/坪 (36.3坪) |
| 細浦駅 | - | - | - |
| 下船渡駅 | - | 7.7万/坪 (124坪) | 5.2万/坪 (162坪) |
| 大船渡魚市場前駅 | 5.5万/坪 (45.4坪) | 5.2万/坪 (59.0坪) | - |
| 大船渡駅 | - | 5.8万/坪 (141坪) | 9.7万/坪 (19.7坪) |
| 地ノ森駅 | 7.0万/坪 (49.9坪) | 6.1万/坪 (112坪) | - |
| 盛駅 | 8.5万/坪 (104坪) | 7.7万/坪 (93.6坪) | 7.3万/坪 (102坪) |
| 陸前矢作駅 | - | - | - |
| 竹駒駅 | - | 1.0万/坪 (203坪) | 0.5万/坪 (21.2坪) |
| 栃ケ沢公園駅 | - | 7.0万/坪 (75.6坪) | 4.1万/坪 (138坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陸前高田駅 8.3 万/坪(昨年同期比 +30.5 ％)
陸前高田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +30.5％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 155.8 坪から -67.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.0 分 → 2024年 5.5 分、-54.2 ％と大きく減少)
小友駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +26.0 ％)
小友駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +26.0％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 70.0 坪から -0.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 28.5 分 → 2024年 45.0 分、+57.9 ％と大きく増加)
高田高校前駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -21.3 ％)
高田高校前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -21.3％( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 56.7 坪から +4.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 10.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
高田病院駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -3.4 ％)
高田病院駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 63.5 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 3.0 分 → 2024年 2.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示