【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期のJR吉備線 (岡山駅~総社駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +37.0%( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 62 件(1年前(2022年)に比べて -21.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.4 坪 (昨年 111.1 坪から -18.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。岡山駅、備前一宮駅、吉備津駅、総社駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは足守駅で昨年に比べ +2754.9 %、坪単価は 3.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(足守駅、総社駅)は +1420.8 %(坪単価 +5.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(備前三門駅、服部駅)は -54.0 %(坪単価 -16.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 42.6 分 → 2023年 36.8 分、-13.6 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.5 % → 2023年 1.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.9万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +35.0%( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2022年)に比べて +2.7%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった足守駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +2754.9%( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR吉備線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡山駅 | 45.9万/坪 (91.2坪) | 34.0万/坪 (103坪) | 39.3万/坪 (80.9坪) |
備前三門駅 | 18.8万/坪 (46.9坪) | 47.2万/坪 (70.3坪) | 52.6万/坪 (63.5坪) |
大安寺駅 | - | 26.2万/坪 (62.5坪) | 28.1万/坪 (60.5坪) |
備前一宮駅 | 19.1万/坪 (128坪) | 14.3万/坪 (62.0坪) | 16.3万/坪 (70.6坪) |
吉備津駅 | 14.9万/坪 (52.9坪) | 11.8万/坪 (63.5坪) | - |
備中高松駅 | 10.7万/坪 (84.7坪) | 10.2万/坪 (48.9坪) | 19.7万/坪 (93.3坪) |
足守駅 | 3.9万/坪 (53.9坪) | 0.14万/坪 (333坪) | 20.3万/坪 (46.9坪) |
服部駅 | 5.5万/坪 (118坪) | 10.6万/坪 (70.6坪) | 7.7万/坪 (118坪) |
東総社駅 | 10.2万/坪 (102坪) | 10.5万/坪 (151坪) | 15.0万/坪 (162坪) |
総社駅 | 15.7万/坪 (103坪) | 8.4万/坪 (162坪) | 21.4万/坪 (76.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
足守駅 3.9 万/坪(昨年同期比 +2754.9 %)
足守駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +2754.9%( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 332.8 坪から -83.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 27.0 分 → 2023年 50.0 分、+85.2 %と大きく増加)
総社駅 15.7 万/坪(昨年同期比 +86.6 %)
総社駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.7万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +86.6%( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.6 坪 (昨年 161.7 坪から -36.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 75.5 分 → 2023年 24.0 分、-68.2 %と大きく減少)
備前三門駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -60.2 %)
備前三門駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -60.2%( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 70.3 坪から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 10.5 分 → 2023年 8.7 分、-17.5 %と減少)
服部駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -47.9 %)
服部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -47.9%( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 70.6 坪から +67.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 17.3 分 → 2023年 20.0 分、+15.4 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示