【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR伯備線 (倉敷駅～新郷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -8.0％( -1.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 51 件(１年前(2022年)に比べて +18.6％( +8件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 135.6 坪 (昨年 128.7 坪から +5.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。総社駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは石蟹駅で昨年に比べ +161.6 ％、坪単価は 0.06 万円/坪となった。
上位 2 駅(石蟹駅、総社駅)は +90.1 ％(坪単価 +1.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(美袋駅、清音駅)は -80.1 ％(坪単価 -7.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.7 ％ → 2023年 5.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 25.0 分 → 2023年 33.7 分、+35.2 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった倉敷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -12.9％( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -80.3％( -0.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR伯備線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倉敷駅 | 18.8万/坪 (102坪) | 21.6万/坪 (118坪) | 25.9万/坪 (117坪) |
| 清音駅 | 3.5万/坪 (72.1坪) | 17.3万/坪 (63.5坪) | 14.3万/坪 (90.8坪) |
| 総社駅 | 16.4万/坪 (176坪) | 13.8万/坪 (98.5坪) | 14.4万/坪 (87.1坪) |
| 豪渓駅 | - | 7.7万/坪 (363坪) | 5.1万/坪 (59.0坪) |
| 日羽駅 | - | 0.24万/坪 (169坪) | - |
| 美袋駅 | 0.03万/坪 (413坪) | 0.14万/坪 (101坪) | - |
| 備中広瀬駅 | 1.0万/坪 (103坪) | - | - |
| 備中高梁駅 | 4.0万/坪 (125坪) | 16.9万/坪 (62.0坪) | 7.9万/坪 (77.1坪) |
| 木野山駅 | - | 1.6万/坪 (177坪) | - |
| 備中川面駅 | - | - | - |
| 方谷駅 | - | - | - |
| 井倉駅 | - | - | - |
| 石蟹駅 | 0.06万/坪 (333坪) | 0.02万/坪 (454坪) | - |
| 新見駅 | 1.4万/坪 (68.6坪) | 5.9万/坪 (74.9坪) | 2.5万/坪 (160坪) |
| 備中神代駅 | - | - | - |
| 足立駅 | - | - | - |
| 新郷駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
石蟹駅 0.1 万/坪(昨年同期比 +161.6 ％)
石蟹駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +161.6％( +0.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 453.8 坪から -26.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 60.0 分 → 2023年 30.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
総社駅 16.4 万/坪(昨年同期比 +18.5 ％)
総社駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +18.5％( +2.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 176.3 坪 (昨年 98.5 坪から +79.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.3 分 → 2023年 18.4 分、-27.3 ％と大きく減少)
美袋駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -80.3 ％)
美袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -80.3％( -0.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 413.4 坪 (昨年 101.3 坪から +308.0 ％増)。
清音駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -79.8 ％)
清音駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -79.8％( -13.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 63.5 坪から +13.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.0 分 → 2023年 4.3 分、-74.5 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示