【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR奥羽本線 (関根駅～及位駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.1％( -0.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 120 件(１年前(2022年)に比べて -17.2％( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 117.2 坪 (昨年 110.4 坪から +6.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。高畠駅、漆山駅、村山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは置賜駅で昨年に比べ +368.0 ％、坪単価は 7.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(置賜駅、乱川駅)は +248.7 ％(坪単価 +6.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高擶駅、赤湯駅)は -68.6 ％(坪単価 -5.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 ％ → 2023年 4.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.1万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -6.2％( -1.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて -31.4％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった舟形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -1.8％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR奥羽本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 関根駅 | - | - | - |
| 米沢駅 | 6.8万/坪 (110坪) | 6.4万/坪 (145坪) | 5.0万/坪 (94.8坪) |
| 置賜駅 | 7.6万/坪 (107坪) | 1.6万/坪 (130坪) | 4.9万/坪 (95.3坪) |
| 高畠駅 | 7.1万/坪 (90.4坪) | 4.5万/坪 (84.7坪) | 4.6万/坪 (137坪) |
| 赤湯駅 | 1.9万/坪 (191坪) | 5.4万/坪 (202坪) | 7.8万/坪 (121坪) |
| 中川駅 | - | - | - |
| 羽前中山駅 | - | - | - |
| かみのやま温泉駅 | 8.0万/坪 (115坪) | 9.1万/坪 (101坪) | 5.0万/坪 (72.6坪) |
| 茂吉記念館前駅 | - | - | - |
| 蔵王駅 | 17.2万/坪 (60.1坪) | 14.7万/坪 (97.7坪) | 11.3万/坪 (123坪) |
| 山形駅 | 21.1万/坪 (114坪) | 22.5万/坪 (92.3坪) | 27.2万/坪 (60.0坪) |
| 北山形駅 | 19.8万/坪 (47.3坪) | 18.0万/坪 (116坪) | 15.7万/坪 (78.8坪) |
| 羽前千歳駅 | 11.8万/坪 (215坪) | 18.0万/坪 (92.3坪) | 13.8万/坪 (107坪) |
| 南出羽駅 | 10.4万/坪 (81.7坪) | - | 4.1万/坪 (96.8坪) |
| 漆山駅 | 12.4万/坪 (101坪) | 7.8万/坪 (53.7坪) | 3.4万/坪 (233坪) |
| 高擶駅 | 2.9万/坪 (55.2坪) | 10.5万/坪 (113坪) | 4.9万/坪 (168坪) |
| 天童南駅 | - | 15.8万/坪 (60.5坪) | 10.3万/坪 (122坪) |
| 天童駅 | 14.9万/坪 (115坪) | 14.2万/坪 (90.8坪) | 13.9万/坪 (67.8坪) |
| 乱川駅 | 13.6万/坪 (118坪) | 5.9万/坪 (115坪) | 7.3万/坪 (81.7坪) |
| 神町駅 | 9.2万/坪 (175坪) | 9.6万/坪 (106坪) | 9.6万/坪 (153坪) |
| さくらんぼ東根駅 | 9.3万/坪 (147坪) | 9.1万/坪 (86.7坪) | 9.3万/坪 (133坪) |
| 東根駅 | 4.5万/坪 (194坪) | 11.3万/坪 (61.3坪) | 4.9万/坪 (105坪) |
| 村山駅 | 7.0万/坪 (120坪) | 5.5万/坪 (145坪) | 4.9万/坪 (97.8坪) |
| 袖崎駅 | - | - | - |
| 大石田駅 | - | 1.8万/坪 (270坪) | 4.5万/坪 (103坪) |
| 北大石田駅 | - | 0.00万/坪 (424坪) | 0.6万/坪 (545坪) |
| 芦沢駅 | - | - | - |
| 舟形駅 | 1.2万/坪 (69.6坪) | 1.2万/坪 (55.2坪) | 2.2万/坪 (37.8坪) |
| 新庄駅 | 3.2万/坪 (166坪) | 6.6万/坪 (159坪) | 5.7万/坪 (146坪) |
| 泉田駅 | 1.0万/坪 (103坪) | - | - |
| 羽前豊里駅 | - | 2.4万/坪 (106坪) | 0.8万/坪 (99.8坪) |
| 真室川駅 | - | 2.0万/坪 (107坪) | 1.3万/坪 (138坪) |
| 釜淵駅 | - | - | - |
| 大滝駅 | - | - | - |
| 及位駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
置賜駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +368.0 ％)
置賜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +368.0％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 106.6 坪 (昨年 130.1 坪から -18.0 ％減)。
乱川駅 13.6 万/坪(昨年同期比 +129.4 ％)
乱川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +129.4％( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 115.5 坪から +2.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.0 分 → 2023年 14.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
高擶駅 2.9 万/坪(昨年同期比 -72.0 ％)
高擶駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -72.0％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 112.7 坪から -51.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 16.8 分 → 2023年 28.0 分、+67.2 ％と大きく増加)
赤湯駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -65.2 ％)
赤湯駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -65.2％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 190.6 坪 (昨年 201.7 坪から -5.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.3 分 → 2023年 8.0 分、-51.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示